㊹話 地球へ
ワームの目的は、デプス艦サーフェス艦制圧ではなく、ポッドを奪う事が第一目的で、仲間は最初から見捨てるつもりだったのだ。
レーダー、砲撃、ドローン、コンバットスーツと攻撃手段を奪う事で、安全に地球へ行くため。
ノ「ワーム、ボクは敵だけどあんたに憧れた。近づくためにサーフェスに乗った。最後に質問に答えてくれぇ。」
ワ「やり手のノイジーちゃんか。ええで、答えたろ。」
ノ「ヘドン共和国やゲイル帝国を敵に回して、今の地球の技術じゃ対抗できないだろぅ。なんで地球だ?人間を絶滅させて自殺でもするつもりか?」
ワ「まだまだ思考が浅いのう。前にやったヒント思い出してみい。」
ノ「電脳(AI)進化か。今の地球にそこまでの技術は無いぞぉ。」
ワ「まっ、そろそろ通信出来ん所になるから、そろそろ終了や。教えたろ、【今の地球】ではない。という事や。」
ノ「それじゃ、早くとも300年はかかる。もう少しだけ質問させてくれ、師匠ぅ!」
ワ「がはは、師匠言われたら聞かん訳にはいかんのう。少しだけ停めて聞いたろ。300はええ数字や、しかし待つつもりは無いぞ。開発速度を速めたらええだけの話や。」
ノ「そうか、それで軍事開発の促進をしていたのか。じゃあなぜ芸術家たちを暗殺していたんだ?」
ワ「軍事促進すりゃ、AIも生まれるのが速まるやろ。わしゃそこに入るだけや。芸術家の暗殺はな、心を荒れさせて争いの促進や。芸術なんぞ後でデータさえありゃ、混ぜ合わせてなんぼでも作れる話や。」
ノ「AIを過信し過ぎだろぅ。ギジエの歴史ですら無理な話だぁ。」
ワ「ヘドンもゲイルも教祖が力及ばずなだけや。わしやから、実現可能なんや。肉体朽ち果てようとも電脳で生き続けられるんは、ワーム様しかおらんやろ。もう行くぞ。」
ノ「最後に!」
ワ「なんじゃ。」
ノ「最終目的を教えて欲しぃ」
ワ「しゃあないの~。地球は、各個人のAI依存、全ての人間を把握、神ということかの。まだ言うなら、ヘドンとゲイルは、芸術を人質に商売相手や。その後は同じ運命やけどな。ほな行くで、またいつかのぅ~」
絶望的な空気の中、ワームのポッドが光を放ち、ゆっくりと動き出した。
次は ㊺話 青紫の光
今日は16時と20時に2話アップします♪
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