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㊷話 目覚め

挿絵(By みてみん)


 医務室。皆のサボっていた理由が判明した。

D「名前だけでも教えてくれないか?」

 彼女は頑なに口を開かない。

ス「男性は出て行って。私が話を聞くわ。」


D「俺たちは出ていくが、君を悪いようにはしない。不自由ない環境を与えたいと思っている。ただ、現在、ワームがクーデターを起こし、デプス艦は壊滅の危機に陥っている。何か情報があるなら教えて欲しい。」

 彼女は表情を変え、一瞬口を開こうとした。


D「彼女はスイシャ、自分の業務を放って君を治療し看病していたんだ。彼、ポッパーもだ。俺は艦長のDウォーク。今の状況はデプス艦と一時的に同盟を組み、ワームを追い詰めているところだ。」

 彼女は信じられないという表情をしている。


ス「後は私が話を、」

ラ「私の名前はラバーJ、デプスの整備士よ。」

ポ「整備士があの乗りこなし!?パイロットだろ。」

ラ「昔はね、グラブの戦場で。」


ポ「元バンピング隊か?!」

ラ「ええ、ご存じなのね。」

 ゾッとする名前に沈黙が走る。


ラ「なぜサーフェスがデプスに協力を?」

D「ワームは、地球の軍事開発促進、芸術重要人物の暗殺を行っていた。そこで利害一致ということだ。」

ラ「何々!なにを企んでいるの。」

D「我艦のシステムプログラマーが推測するに、AIになろうとしていて、電脳世界で不老不死を目指しているんじゃないかと。」


 こめかみと眉間に指を当て、記憶を探るような仕種(しぐさ)、そして

ラ「昔よく言っていたわ不老不死、ある時期まで。」


ポ「思い出した!あんたあのデビルホールか!」

ス「あんた本当に超失礼ね。」

ポ「いやぁ、敵ながらファンでさ‥パイロットは皆憧れるヨー」

ラ「フフッ、ありがと。」


ノ「みんな楽しそうだな、この忙しい時にぃ(怒)」

 突然後ろからイライラマックスのノイジーが。

D「うぎゃー!?ノイジー!」

ノ「てめえら揃いも揃って大変な時にさぼりやがってぇ。(怒)

バルキーのハックは阻止したみたいだが、まだワームが見つからねぇョ。」


ポ「おれ、そろそろ撃墜部隊の仕事に戻らなきゃ。」

ノ「コンバットスーツがハックで全滅だょ。砲撃台もレーダーも。」

 皆の顔が青ざめ、現実に戻される。


ラ「状況を話して。奴の行動なら推測、協力できるかも。」


次は ㊸話 魂胆


今晩20時にアップしやす♪

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