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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

苺のショートケーキ(擬人化注意)

作者:

うつらうつらとして、私がこれから生まれる事を自覚した。


卵と砂糖を泡立てて、真っ白になり角も立つ、振るった薄力粉を入れてさっくり混ぜ、バターも入れて切るように混ぜる。

バニラエッセンスをほんの少し入れると甘い香りが広がる。

香りに包まれた生地を型に流してトントンと空気を抜く。

オーブンに入れて焼いて、ふっくら柔らかなスポンジケーキの出来上がり。

氷水をボウルに入れて、その上に砂糖とクリームを入れたボウルを乗せて角が立つまで泡立てる。

最後は生クリームとフルーツを乗せてデコレーションという時に、私の意識は本格的に芽生えはじめた。

私はケーキとして生を受けるようだが、何のケーキになるのかしら。

これから出会うフルーツと仲良くなれるかドキドキしながら様子を伺う。


しばらくすると、緑の髪に赤い瞳のあの子を見つけた。

ひと目見た瞬間、その愛らしい姿に心を奪われた。

まるで、私の心を反映するように真っ白な私の髪の毛は、あの子の瞳の赤色を宿しピンク色になった。


勇気を出して話しかけると、花のような笑顔。

甘すぎる位の生クリームにふわふわのスポンジ、甘酸っぱい苺の組み合わせは運命ではないかしら。


ショートケーキと言えば苺だと私は思っているの。

でも、苺は単体でも成り立つし、色んなスイーツと相性が良いわ。

私だけのものではないって分かっているけど、私は貴方がいないと苺のショートケーキにはなれないの。

だから苺ちゃん、どうかずっと一緒にいて。

後書きです。

ショートケーキの擬人化ちゃんを考えた当初、苺の擬人化ちゃんの事を大事にするだろうなぁって考えていました。

普段はみんな大好きショートケーキって感じで、明るく良い子だけど、苺ちゃんのことになると独占欲出ちゃう位のつもりで書いていました。

ヤンデレになる可能性もあるなと思ったのは、ここだけの話です。


挿絵(By みてみん)

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