デビューできそうな作品についての一考察
さて、今回はどのような作品を書けば商業作家としてデビューできるかを、素人小説家の浅知恵で、つらつらと書いていきましょう。
執筆の基本的な事柄や心構えについては、別のエッセイで述べておりますので割愛いたします。
あくまでも、デビューする為の手法を考察します。
・小説家の立場からの目線(私の場合)
① 人気のあるカテゴリーの人気があるテーマ。
これはマーケティングの基本です。
作品は、需要があるところに供給すべきです。
読者がいない場所に作品を展開すると、作品とのファーストコンタクトすら困難を極めます。
小説家になろうで言えば、ファンタジー部門と恋愛部門が人気ツートップです。
このカテゴリーに参戦するといいでしょう。
② 読者のボリュームゾーンを見極めろ
自作品の読者層を想定しましょう。
年齢、性別、趣味、嗜好、地域、思想等々、幾らでも細分化できます。
ニッチに攻めるか、広く浅く展開するかなどを考えましょう。
何も考えずに、みんな読んでくれは虫が良すぎます。
③ コミカライズ展開を視野に入れろ
昨今のなろう小説は、小説単体で終わることはありません。
コミック、アニメなどのコミカライズ展開ありきで作品を発売します。
自作品が、コミカライズに適しているかどうかを見極めましょう。適していればデビューへのハードルが一段階下がるはずです。
作品自体は冗長でも構いませんが、コミカライズしたときに余計なシーンを、無理なくカットできるかも大事です。
④ 流行に乗りつつも独自性を出せ
メインストリームから外れてはいけませんが、他作品と横並びではデビューは覚束ないでしょう。
何かしらの独自性が求められます。
セリフ回しが面白いとか、世界観が独特とか、笑いを誘う文章とか、幾らでも工夫は出来るはずです。
腕の見せ所です。
⑤ コンテストに参加しろ
当たり前ですが、宝くじは買わないと当たりません。
宝くじとは違い、参加するだけならタダですので、参加しましょう。
・出版社の目線(想像)
① 面白い作品を書け。
人気のテーマとかコミカライズとか独自性とか、そんなもんどうでもいいから。とにかく面白い作品を書いてくれよ。
細かい事は、こっちで考えるからさ。
② 面倒な作者はお断り
妙にプライドが高かったり極端な思想の作者さんは、トラブルの元になるので遠慮したいですよね。コンプライアンス的にも・・・最近うるさいんで。
③ 売れる作品
こっちも遊びでやってるわけじゃねぇんだ。どんなに面白くたって、売れなきゃ話にならないよ。
ただし、何が売れるかは俺らも分からんけどな。て言うか、そんなもん分かったら誰も苦労しない。取りあえず、行けそうだと思ったら出すぐらいの気持ちだよ。
④ なろう発の意味不明な作品が横行している
それに関しては、察せよ。
俺らが好きでやっていると思うか。色々あるんだよ。色々。
⑤ コンテストに参加しろ
参加するって事は、デビューする気があるって事さ。
やる気のない奴の作品なんて、読んでも仕方ないしね。
・ 結論
コンテストに参加しろ。
終わり
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ご意見、ご感想などございましたら、お気軽にどうぞ。基本的に返信いたしております。
コンテスト主催者の回し者ではありません。( ̄▽ ̄)//