賞をとれる日まで
私は燃えていた。
この白熱する作家のバトルに。
私はかれこれひきこもっていた。
それもなぜかと言われれば、この世界が余りにも退屈すぎるからだ。
退屈を脱するべく日々あらゆることをするが、そのどれもただの暇つぶしでしかなかった。
私は言いたいのだ、なぜこの世界は丸いのかと、もう私はただただただ、この咲き乱れる思いを書くに過ぎない。
なのでどうか当選しますように。
「始まりましたー期待の新人からの一言です、どう見ます?」
「やはり今の世界から言わせてみると、私はいいと思うよ」
「また漠然としていますねー監督」
「何々、これもいい修行だと思うし当選させるのは最高だと思うよ」
「また大きく出ましたねー」
「今の世の中、こういう勢いのある若者たちが世界を引っ張っていく、それこそが最大のスタンスだと僕はいいたいね」
「なるほどー、やはりおっしゃることが道理を超えてますね、尊敬どころか敬礼したいです」
「君君、そうゆうちゃちゃはやめてくれよ、あくまで私もこの世界に住んでいるんだから」
「わかりました、監督。さすがです。」
たわいない会話がテレビから聞こえていた。
「はー俺はどーすれば売れるんだ」
「おにいー!!!!」
「おま!!!」
それは妹であった。
「やっぱりおにいーは私が守るから心配しないで!!!」
「何を言っとるんだー、俺はとっとっと売れっ子作家になりたいんだ」
「もーおにいーはそればっかりなんだから」
「そればっかりってなんだーこれだって立派な夢だぞ」
「夢は否定しないけど、その頑張りだけは止めたいの」
「なんでだ・・・・妹よ・・・・・・」
意味深い時間が流れていく、ただそれもただそれだけだった。
「もー言わせるきー」
「いや、言わせてもいいのか?」
「まだ世間一般に悩まされているのー???」
「いや悩んでなどいない、ただ俺は悩みを知らな過ぎてるだけだ」
「なるほどーうまいじゃん!その一言みんなに聞かせたいね」
「お、おう」
俺はそうして物語を書き始めたのだった
ーーーーそして翌日
俺は盛大にゲームをしていた。
「やっぱたのしいなー妹よ」
「そだねーおにいー・・・」
「なんでそんな不服そうなんだ」
「いやだって、おにいーゲーム手加減してるじゃん」
「手加減などしていない俺はただゲームを楽しみたいんだよ」
「おにいーそれ地雷ワードだからね」
「なんだと!!!!!」
「いいーよく聞くのよー、楽しいはいいことだけど、私がたのしくなかったらダメなんだからね」
「なるほど、つまり・・・・・・・・・・・・・・・」
「おにいーが私をなめてかかってるっことーーー言わせないでよね」
「いや・・・・・・・俺は・・・・・・・・決して・・・・・・・・・・・・手を抜いているわけではないが・・・・・・・・・」
「そっ・・・・・・・・なら・・・・・・いいけど?」
ーーーーーそして翌日
「期待の新人どうみます監督??????」
「いや俺はいいたいんだよーーーーただその赤裸々なガードのおかげで俺は何も言えないんだ」
「なるほど監督・・・・・これはつまり・・・・・・・監督ーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ピーポーピーポー
「これが最近はやりの作家バトルだそうです・・・・・・」
「そーですか、道は険しいですね・・・・・・・・・・・・」
「はい険しいです・・・・・・・しかしどうやらチャンスもあるみたいです」
僕はまたテレビを見ていた。
「チャンスってなんだよー」
「おにいー逆玉狙いだねーーーー」
「お前なにをいってらっしゃるーーーーーー???」
「何も言ってないよ、ただ10万文字書くとなると、めちゃくちゃ、たのしそだなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーてーーーーーーーーーーーーーー」
「妹よ、俺のために頑張らんでいいぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「おにいーだって頑張ってるじゃん」
「まーこんな不祥事は置いといて、俺は言いたいんだ、まだ続きが書きたいと」
「わかってるよおにいー、ただ何も書くことがないのにどうするきなの??????」
「俺は書くさ、絶対に書いて見せる、この名に懸けて」
「うん、応援する!」
そして私の休日が始まった。
「まずはFPSしようと!!!!!」
「FPSだと・・・・・・・・??????」
「おにいーなんでそんな、意気込むの」
「意気込んでなどいない、ただ俺はゲームが実は不得意なんだよ」
「うっそだーーー、だっておにいゲーム好きじゃん」
「好きなのは認める、だが操作がどうにもなれなくてな」
「ほほーおにいはアレだね、ただのドドドドシロートなんだね」
「そだドドドドドドシロートだ」
「わかったおにいのために、私頑張る、私が続きになる」
「お前が俺の続きを書いてくれるのか????」
「そー言ってるのーいや?????」
「いや、いいぞ、最高だ」
以下妹の著作
「おにいー大丈夫・・・・・・ねー大丈夫・・・・・・ねーねーーーーーーーーー」
「著作っていい言葉だったよ・・・・ありがとう妹よ・・・・・・・・」
「FIN」
以下俺の著作
「お前やるな・・・・これなら裁判で勝てそうだ」
「でしょでしょ!!!!」
とりあえず、俺らはなぜか裁判に巻き込まれていた
「おにいーこれは列記とした、作家VS現実のフィールドだよ、ここで負けたら作家の名に傷がつくんだよー」
「わわわわわわわっかっている、だがしかし!!!!!!!」
「おにいーそれ以上言わないで!!!!!!!!」
「わかっている・・・・・・著作とは著作であって有効期限があると・・・・・それも・・・・・・・・わずか50年間で価値なしになると・・・・・」
「だよねーーーーー・・・・・おにい絶対永劫の名を求めてるでしょ・・・・・・・」
「わわわわわわかっしまったかーーーーーーーーーーー、もー俺は帰っていいか」
そして翌日
「えー期待のルーキーですが、ここに来て、帰りたい宣言を連呼するようになりました、どーとります?」
「私は裁判所帰りだよ、もー滅多なことはいわない、いわせないでくれーーーーーーー」
「監督泣かないでください」
「いやね・・・・僕だって一監督としてこの日本をしょって立ちたい、だけどそれはあの子が適任だと思うんだよ、もーねあの子最高!!!!」
「監督・・・・・もー・・・・・・しみついてますね・・・・・・・・・・・・」
「はは・・・・・これが監督のなおれさ・・・・・・・・・・・」
僕はまたテレビを見ていた。
「なーどう思うよ妹よこのご時世を・・・・」
「これはもう劇場型犯罪だよ・・・・・・」
「そだな・・・・・この気を狙ってできそうなことでもとりあげるか!!!」
「そだね兄!」
「まず俺は言いたいんだ・・・・・・・なぜこうなったのかと・・・・・・だがそこでいいたいのだ・・・・・・・これがファンタズムだと・・・・」
「おにいーこれは・・・・・もう・・・・・・・・これはもう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゲームしよ!」
「そだなー妹よ・・・・これぞ・・・・・・ライフかもしれん・・・・・・・」
「ライフだね、おにい」
「ああライフだ、この上ないライフだ」
ーーーーーそして翌日
俺たちは再び遊びの延長線上に立っていた
「なーこれは・・・・・・どゆことだ・・・・・・・・・」
「おにいーここにきて・・・・・・・・・・・点々マーク使いすぎ・・・・・・・・・・・・」
「これはだな・・・・・・・・・・・思いつかない時の時間稼ぎだ・・・・・・・・・・・」
「思いつかないのかーおにいーーーーーーーーーーーーーー」
「ああ妹よーーーーーーーーーーーーーー」
「まったくおにいはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「落ち着くんだ・・・・・・・妹よ・・・・・今は夜だぞ・・・・・・・・・・声をあらげるでない・・・・・・・」
「なぬ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「なー妹よ、この世界をどう思う?」
「この世界なんて、ただの箱よ」
「ほほー箱とな????」
「そー箱・・・・・この世界は箱なの・・・・・・」
「わかった・・・・・・とりあえず・・・・・・・また明日・・・・・・・」
ーーーーそして翌日
やっぱりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は思うんだーーーもーかぎかっこさえなくていいとーーーーーーーーーーーーーー
そだよね、おにいーーー
やっぱりフリースタイルこそこの世の常だと思うんだ・・・・・・・
確かにおにいーーーは正しいよ
おにいーなんだかんだいって当選ねらってるの?????
まっさかーーーこれはただの下書きだよーーーーーーーーー
だよねーーーーーおにいーーーがまさかねーーーー?????
まっさかーーー俺がそんな欲にまみれた・・・・・そんな・・・・そんな・・・・
おにい・・・???
「悪いやっぱり・・・・俺はかぎかっこをつけるよ・・・・・」
「おにい・・・・」
「なぜって妹よこれだって文字数にはいるんだぜ?????」
「そーなのーーさっすがだーーーーおにいーーーー」
「ふふふわれながらこの才能が恐ろしい・・・・・」
「おにいーーーは絶対つわものだと思ったよ・・・・・・・・」
「ああ、俺はつわものさ・・・・・・・ただどこまでも・・・・・」
「じゃおにい今日はこの辺にしてゲームしよ!!!!!」
「よっしゃーーーーーゲームするかーーー!!!!!」
ーーーー
こうして僕らのめくるめく日々は過ぎていった。
「なー妹よ、俺らは二人で遊んでいるだけで、結局の話世界とは相いれてないよな・・・・・」
「おにいーそれ聞いちゃう????」
「聞きたいですなーーー」
「わかった話そうこの世界の話を・・・・・ごくり・・・・・・」
「なぜそんな意気込むのだ妹よ・・・・・・」
「だってこれを聞いたら・・・・・・・もー当選はとうのくよ・・・・・」
「なんだと!!!!!わかった俺に任せろ、のこりの9万字で解決して見せる」
「おにい・・・・まさに今言ったことだよ・・・・・・」
「なんだと・・・まさか世界のメカニズムとは、俺たちはまだ戦えるという意思を見せると、終わらないのか・・・・・・」
「そうよ、おにいー、これが伝説にも呼ばれている、俺たちの戦いはまだよお終わらないよ・・・・・・」
「なるほど・・・・酷な話だ・・・・・」
「そーね・・・おにいーまだ終わらないでしょ????」
「ああ、終わらないよ・・・・まだ続きを探せるだけの時間があるみたいだからな」
「そうだね!」
「ああ・・・・」
「なんでそんなふさぎ込んでいるの・・・・」
「ただ悲しくなることがあるんだ、あの花びらを見ているとね」
「それはきっと・・・・おにいの優しさが一人にさせるんだよ・・・・・」
「なー優しさってなんだろーな」
「優しさはね・・・・きっと・・・・・・言い尽くせない・・・だから綺麗でいれる、もしおにいが残りの9万字を書いたら、きっとおにいはおにいじゃなくなっている」
「なー妹よ、俺はどうやら、ここで筆がとまるらしい」
「いいよ、おにい、おにいは良くやったよ、だからもーおやすみ」