魔法学院の劣等教師　～異世界最強のやる気なし賢者は本気を出さない～

メルヴィン魔法学院の新任教師リオンは、本気を出すつもりがなかった。
卒業生の多くが、魔法を生かせる職業に就く。リオンはそれが気に入らなかった。危険な職業に就かなくても、一定の給金をもらってそれなりに幸せになれる。それでいいじゃないか、と。
落ちこぼれ入学生が集まるEクラスに配属されたリオンは、貴族の少女メリナと出会う。彼女は一目でリオンの隠した力に気づいた。
彼女がリオンを本気にさせようとあれこれするうちに、リオンの思いも変わっていく。
彼は落ちこぼれのクラスを最強にするべく、少しだけ本気を出すのだった。