タイトルセンス!
困った話です。
ここWeb小説界隈では肝心の内容の前に、「タイトル・あらすじ・一話」がうまくないと、そもそも読んでもらえる確率が大幅に減るというのです。何回も聞いたことのある話ですし、どこかでそんな話を聞いたことがある、という方も多いことでしょう。
では、どうするか。
それが困ったところです。
もう長編を書くのは四作目か五作目になりますが、いまだにどうしたらその三拍子がうまいこといくのか、さっぱり分からないのです。
タイトルは最近なろう界隈で大流行りの長文タイトルを思い浮かべた方もおられるのでは。タイトルは中身を想像しやすい、あるいはせめて自分の好みかどうか判断しやすいものがよいと思われます。なろうによくある長文タイトルは確かにどんな中身なのか分かりやすいのかもしれませんね。それで内容がタイトルと食い違ってきたら目も当てられない上、あまりタイトルで調子に乗ってると作者のアホが露呈するだけですが。
かといって短過ぎると、今度はどんな話なのかぼやけて分かりにくくなってしまう。「ん?どんな話?とりあえずあらすじ見てみるか」ってなってくれたらいいですけど、なかなかそうはならないから、偉そうに創作論を語る人が出てくるわけですね。自分のように。
個人的に、小説のタイトルで『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はちと長いかな、と。『君の膵臓をたべたい』くらいがちょうどいい長さなのかもしれません。
あとこれは昔見た誰かのエッセイの受け売りなのですが、なろうでよく見る長文タイトルは嫌だ、でも分かりやすいタイトルにしたい、という場合は、「~~」を使うといいという話。自分の三作目を例にとると、
『妖獣怪奇譚~争われしアヤカシの血~』
妖獣怪奇譚、だけだとちょっと何言ってるか分かんないけど、「~~」で補足することで、内容が伝わりやすくなる。(と、信じたい)
タイトルに困っているという方は、ひとまずこの方法を試してみては?
あらすじはもっと困った話です。自分にはつらつら文章を書くことはできますが、それをうまいこと短くまとめられるかと言われると、それはまた別の話なのです。これに関してはまだまだ勉強中。完璧になる、ということはないのかなあ、とも思ったり。
一話は下手するとそれ以降の話を一切読んでもらえない原因になるかもしれない、大事なポイントらしいです。
これに関しては自分だけでウンウン悩むより、他の人に見てもらって、どんなもんか意見をもらう方が早いのかも。直接誰かに頼むのが気が引ける場合は、肥前文俊さんが主催されている企画「書き出し祭り」に参加してみるのも、手かもしれません。
書き出し祭りはプロ・アマに関係なく匿名で新作の書き出しを提出して、誰のが一番面白いかを競う企画(という説明で、合っているはず)。匿名なので「○○さんのだから読む」「○○さんの作品嫌いだから読まない」ということがなく、また最近有名になっていることもあって、とにかくいろんな人に読んでもらえます。そして、いろんな評価をもらえます。中にはご丁寧にいい点と悪い点を指摘してくださる方も。参考にすべき意見がたくさんもらえるのではと思います。ただ、知名度が上がったことで、最近は事前にスタンバっとかないと参加できないみたいです。120名の参加枠が10分足らずで埋まるようです。
まあどの要素も、いろんな作品を書いてちまちま学んでいけばいいかな、と思っています。ただ一つ言うとすれば、
センスをくれ。