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『現世【うつしよ】の鎮魂歌』

長編一作目『現世【うつしよ】の鎮魂歌』

構想期間 2014年2月~2017年10月 ; 3年8ヶ月


 小説家になろうへの投稿はこれから始まりました。そして改稿などで何度も形を変えながら、4年近くの年月をかけて完結しました。総文字数110万というとてつもない長さで、自分の気力的にもこの先こんなに長いのを書くことはないだろう、と思っています。


 コンセプトはとにかく、「好きな物全部詰め込む」。物語の中心となる異能力バトルもそうですし、その異能力を使える存在として死神を登場させたのも、それが理由です。さらに次から次へとキャラクターを登場させて、彼女らそれぞれにストーリーを埋め込みました。「ヒロインに悲しい歴史・トラウマを埋め込まないと気が済まない病」最盛期だったためか、とにかくありえないくらい重い過去を背負ったヒロインが量産されました。

 書いていて得た収穫といえば、やはり小説という媒体でうちの子を動かしていくのが好きだな、と感じたこと。とりあえずネタが枯れるまでいろんな作品を書いてやろうと思ったことですね。


 一方で反省点も多くありました。いくつかありますが、例えば110万文字ほど長い作品になってくると、肝心の作者自身が飽きてしまう。もともと飽きっぽい性格で、文庫本なんかも一度読んだらおしまいなのですが、それなら短めの、例えば20~30万文字の作品をたくさん書けば、結果として作品の種類が増えて、より多くの作品を残せるんじゃないか、という結論に至りました。

 あとは「読みやすさ」を意識する、といったところでしょうか。好きな要素をただ詰め込むだけじゃなくて、他人が読んだ時に読みやすい文章だ、と感じてもらえるかどうか。幸いにして自分の場合はもとから文体が硬すぎるくらい硬く、また文法の支離滅裂さもほとんどなかったので、とにかく粋がって難しい言葉は使わないようにする、というのを気をつけています。日常会話より少しだけ上のレベルで、なるべく調べないでも意味が分かっている言葉を使うなど。


 加えてこれはWeb小説独特の文化なのでしょうが、文章を詰めすぎないこと。文庫本では無駄に行間があったりはしませんが、ネットの場合はずっと文字見てると目がチカチカしますしね。自分の場合は場面転換する時と、会話文と地の分の間は、空行を作るようにしています。あとは今回のように地の文が連続するようなエッセイの場合は、区切りのいいところで空行を作るようにしています。


 これらのルールというか読みやすくするための策を、この作品の連載中にいろいろ教えてもらったり、ほかの方の作品を見て参考にしたりしていました。


 よくよく考えると、まだ完結して一年も経っていないんですね。もう遠い昔のような感覚になっています。

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