小説家になろう を始めた
〇小説家になろう時代(2016年7月~)
そんなわけで、ふとしたことがきっかけで「小説家になろう」というサイトの存在を知って、やはり特に何も考えることなく登録しました。
pixivと一番違うのは、一次創作が主流どころか、基本的に一次創作のみ、というところですね。一次創作は自分の作品の知名度がゼロからのスタートなので、そこは同じ人達が集まってるんだな、と感じました。
小説家になろう、というサイトにはいろんな人がいます。自分が登録した当時は80万人ほどでしたが、この二年で120万か130万人にまで増えているそう。これだけ人数が多いと根本的に他人と接する時のマナーとやらを理解していない人の絶対数も増えてくるので、その存在が目立つことでどうしても民度が低くなります。昔は、
「自分ほど人の気持ちが理解できないやつなんて、そうそういないだろう。物語文の読解とかまるでできないし」
とか思っていましたが、わりといるようで……。
という愚痴やディスはほどほどにしておいて。当時はまだツイッターをやっていなかったので、交流範囲はかなり狭いものでした。pixivから仲良くしていただいていた方とか、何の縁か自分を見つけてくださった方とか。注目されることもなかったので変な人に絡まれることも幸いにしてなかったのですが、ほとんど話せる人がいないのもまた事実でした。交流する人が目に見えて増えたのは、同年11月にツイッターとやらを始めて以降になります。
これまた特に何も考えず、小説家になろうに連載していた『現世【うつしよ】の鎮魂歌』を転載し始めました。ここで(ほぼ)初めて他人の作品をちょくちょく読んで、いわゆる文章作法みたいなのを学びました。それまで段落一字下げもやってなかったので、すでに数十万文字あるのを全部下げていく、なんてことをやったのも懐かしい話。
自分自身注意されることはなかったものの、こういう経緯もあって、人の作品に文章作法のいちゃもんはなるべくつけないようにしています。段落一字下げがされてないところとされてるところが混在してる、とかなら気になって言ったりしますけどね。
一番最後まで納得いかなかったのは、主に会話文中の「?」や「!」の後を一文字分開ける、ってやつですね。どうやら書籍では暗黙のルールらしいですが、知るかそんなもん。いちいちそんなとこ気にして読むか?
最近はなんか開ければいいんでしょ、って感覚になってしまって、無意識のうちに開けているんですが、これが当然守られるべきルールかのように言ってくる人に対しては、警戒した方がいいかもしれませんね。段落一字下げならともかく、これを守ったところでそれほど文章の見た目は変わらないと思います。