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第3話:夜の道

元気のない隆が心配だったけど隆はすぐに帰っていった。



私はその後テレビを見てお風呂に入って…寝ようと思った。






いつもならすぐに眠りにおちるのに今日は何故か眠くない。




夜中の3時頃、私は無償にコンビニのおにぎりが食べたくなった。




それは珍しい事ではない。



私はコンビニのおにぎりが大好きだから。




迷わず家を出てそのままコンビニへ向った。




風の冷たい



真っ暗な夜だった。




私はコンビニで普通におにぎりを買い、密かに鼻歌を歌いながら真っ暗な夜少ない星の下を歩いていた。




「瑠璃ぃ〜!ぅおーい!」




その声に振り向く。



隆のいきなりの登場にたじろいだ。




「隆?こんな遅くに何やってんの??」




「それコッチのセリフゃ!!(笑)」




良かった…わりと元気で。



そんな感じで私達は一緒に歩いた。







「なぁ瑠璃?俺がおらんよぅなったらどないする??」




おかしな質問だ。



「何それぇ?(笑)隆は不老不死みたいなイメージだからわかんないょ(笑)。」




「俺って何者なんだょ!?(笑)ねぇーまぢでどぅする?」




なんか今日の隆しつこいな(笑)




「んー。しゃーなぃ隆のタメにオイオイ泣いたげるよ(笑)そうだなーお墓参り行く時これ持ってくね(笑)」




そう言って私はおにぎりの入ったコンビニの袋を掲げる。




「鮭だかんな!絶対鮭か梅な!!(笑)」



注文多いなぁー。(笑)




「はいはい。わかってるってぇ(笑)」




そう言うと隆が立ち止まった。




「隆どうしたの?」




「瑠璃…好きだよ。」






急な告白に動揺した。




「こっこらぁ!からかうなぁー(笑)」




馬鹿…何言ってんだろ…。



隆の顔みりゃ本気な事位わかんじゃん。




「嘘じゃねぇよ。それが俺の全部の気持ち。わからんでもえぇ。無理に受け止めんでもえぇ。その事を知ってくれるだけでいいんや。…最後に……な。」




隆の言う意味がわからなかった。




「へ?最後って??」




その時…巨大なトラックがこちらに迫ってきた。




私は反応できない。






数秒後、けたたましい音がすぐ側で聞こえた。







私はトラックより少し離れた場所へ倒れている。







痛みはなかった。







だって…







だって…










ひかれたのは隆だもん。


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