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第2話:不自然

日増しに私達は仲良くなっていった。




私にもたくさん友達ができてきた。






でもいつも一緒にいたのは必ず隆とヒロ。






気がつけば私は隆に恋をしていた。







隆は気付いてるの??




隆が他の女の人と喋ってる時はすごく苦しかった。







でもそう思ってたら隆はいつも話しかけてくれた。







その時が一番安心したよ。




でもある日…隆とヒロは別々に学校に来ていた。







私達3人はもうダメになっちゃうのかなぁって怖かった。




帰る時もヒロは先に帰っていた。




「る〜り〜ちゃん!」




振り返ると隆がいた。




「どうしたの??私もう帰るけど……。」






「送ってくよ。」






隆は笑ってたけど…どこか真剣だった。




私は夕日に紛れて赤面になっていた。




こんな事は一度もなかった。




家が反対方向だったし。




隆はいつもヒロと帰ってたから。






私は…ヒロに嫉妬していたのかもしれない。







「いいけど…隆大丈夫なの??」




本当は絶対一緒に帰りたかったけどヒロが気にかかったから聞いてみた。




「えぇやんたまには!!行こうぜ〜。」




隆は手を差し出した。




私は恥ずかしかったけど手を取った。










いつもはよく喋る隆が…珍しくおとなしかった。






私は何か喋ろうと思って口を開いたけど…すぐに閉じた。






隆の顔が…何故か切なかったから…。



そうしてる内に家の前まで着いてしまった。




「じゃあな。」




「うん…バイバイ…。また明日…。」



私がそういうと…。






「明日…か…。明日な。」




隆は…そういって…夕日に溶けていった。

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