表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鎌倉殿と十三人狼  作者: AI中毒
四章 百八の十五夜
20/24

百余 人物紹介 遊戯制約 二

最終章手前に、改めて人物紹介と、呪いのルール追加です。


人物紹介


初回〜


崇徳上皇 一一一六〜一一六四

 忌まわしき呪いの根元。十三人と一人を、閉ざされた輪廻に閉じ込め、あい争わせる。祝福と呪いを混在させるという、卓越した才によって、空前の強度を持つ呪いを生み出した。


後白河法皇 一一二七〜一一九二

 最も長く囚われし者か、あるいは呪いの協力者か。当代最大の権力者にして、武士を両天秤にかけて巧みに操る怪人。初期からここまで遊戯を続けており、破格の経験を持つ。


信西 一一〇六〜一一六〇

 保元の乱の後、立て直しをはかって重用されるも、何者かの恨みを買って命を奪われる。その死が、全ての呪いの始まりとなり、三度繰り返されることとなる。


平清盛 一一一八〜一一八一

 平家の隆盛を一代で築き上げ、数々の施策を遂げた太政大臣。呪いの有無と偉業の関わりは不明。晩年は、先立つ子世代の多さや、源氏の隆盛に心を割かれ、脱出後ほどなく力尽きる。


源義朝 一一二三〜一一六〇

 源氏の前頭領にして、頼朝、義経らの父。初回から呪いに巻き込まれ、一度は勝利するも、部下の離反策や、味方の実力不足により、最後は贄として命数が尽きる。


藤原信頼 一一三三〜一一六〇

 信西の直接の下手人にして、平治の乱の元凶の一人。大した力を持たないまま権力の中枢に立たされたことで、未勝利のまま脱落。


西行 一一一八〜一一九〇

 初期から呪いに巻き込まれる、というよりも、察知して自ら首を突っ込む。何度となく崇徳の調伏を試みるも力及ばす、最後は諦めて脱出したのち、全国を回って多数の逸話を集める。


池禅尼 一一〇四?〜一一六四?

 平清盛の継母にして、呪いの草創期にはしばらく囚われていた。若く未来のある頼朝をかばったのち、その回で呪いを脱出した可能性がある。


〜七十六周目


北条時政 一一三八〜一二一五 六十周目くらい〜?

 北条政子、北条義時の父。平清盛と同時に、七十六周目で脱出したことが判明。その残滓が、源氏の武者たちに様々な形で現れる。


以仁王 一一五一〜一一八〇 七十周目くらい〜?

 参加回数はかなり少ない。平家打倒を目指すも、すぐに反乱が沈静化された。七十六回で脱落。


伊東祐親 ????〜一一八二 五十周目くらい〜?

 伊豆に流された頼朝の監視役。娘が頼朝の子を産むと、その子を川に流すなど、平氏に頭が上がらない。最後は時政らに討たれる。


平時忠 一一三〇〜一一八九 七十周目くらい〜?

 平家にあらざれば人にあらず、と口走り、混乱と反発を招く。平家内でも人数合わせ程度の役回りしか与えられず、七十六周目で脱落。


七十七周目〜


平宗盛 一一四七〜一一八五 約三十周目〜

 内大臣。先代清盛が一代で作り上げた栄華を、実質的に食い潰す形となる。その長い記憶と記録は、呪いを解くための鍵となる。


平知盛 一一五二〜一一八五 約四十周目〜

 権中納言。文武に優れ、清盛の期待が最も高かった。最後は教経と共に、印象深い最期をとげた。


平教経 一一六〇〜一一八五 七十八周目〜

 二週目から囚われるも、すぐに脱落。能登守。清盛の弟教盛の子。平家随一の猛将にして、源義経を一度は仕留めるなど、大いに追い込んだ。


源頼朝 一一四七〜一一九九 五周目〜

 鎌倉殿。実は相当古くから参加しているが、七十六回で一度記憶が途切れる。優先して点を預けたため、かえって呪いに深く囚われる。


源義経 一一五九〜一一八九 七十七周目〜

 九郎。兄頼朝の決起にやや遅れて、平泉から馳せ参じる。最強ゆえ呪われたのか、呪いの中で最強となったのか。記憶がなくとも頼れる英知は、呪いを解く最大の切り札。


北条政子 一一五七〜一二二五 七十七周目〜

 尼御台、尼将軍。源氏一門の、影の柱石。やや早く情報を手に入れつつ、高い自制心で呪いに囚われるのを防ぐ。ただし、義経への心配が逆効果を招くことも。


北条義時 一一六三〜一二二四 七十七周目〜

 小四郎。姉や三浦、義経らに鍛えられ、少しずつ力をつけていく。点がそれほど伸びないこともあり、支えを要するが、確実に信頼を得る。


上総広常 ????〜一一八四 二十周目〜

 いくつもの理不尽に翻弄される、本作最初の悲劇。と、源氏の多くのものの認識であった。どちらにせよ悲劇の将に変わりはない。


梶原景時 一一四〇?〜一二〇〇 八十周目〜

 囚われる前から下手人となるなど、呪いに自然に引き込まれた。囚われてからは不安定と不運、諍いを重ねて特典が安定せずも、かえって後白河法皇らに読ませない動きとなり、切り札の一人として最期を迎えた。


畠山重忠 一一六四〜一二〇五 七十五周目〜

 坂東武者の鑑。逸話が多く、坂東武者の代表扱いをされ、少しだけ参加が早い(覚えはない)。ぶれない行動が景時との諍いを招くが、最後は最も信頼され、彼が役目を全うするを支えた。


和田義盛 一一四七〜一二一三 七十七周目〜

 源氏の中では年長だが、とてもそうは思えない思慮の浅さを見せる。明らかに心理戦に向いていない者筆頭だが、その性格が安心感や信頼感も与える。


三浦義村 ????〜一二三九 七十七周目〜

 権謀術数に優れるため勝率が高すぎ、逆に相談を受けづらくなった。だがその頃にはすでに北条義時がある程度頼れるようになり、安心して見ている。ちなみにおそらく年下。


木曽義仲 一一五四〜一一八四 約四十周目〜

 木曽源氏の頭領にして、一時は平家を逐って京を制する。二週目以降、理不尽な役回りに囚われる。最後は巴を育て上げ、最大の花火を上げて、呪いの中に散る。


巴 ????〜???? 七十七周目〜

 木曽義仲の妻にして、最も信頼される将。大きな悲劇を乗り越えて、最強の女傑となる。呪いをとく鍵の一人として、源氏一門から大きな信頼を集める。


藤原秀衡 一一二二?〜一一八七 約二十周目〜

 長寿がゆえい、呪いと関係のないところで、天寿を全うすることがある。源義経にとっては大恩人だが、古くからの参加者ゆえか、戦略か、後白河院との関係も深い。



――――――――――


遊戯(呪い)規則


『勝ち負けは単純。全ての人狼が死せば、人の勝ち。狼と人が同数になれば、狼の勝ちにして人は滅ぶ。

 鐘がなれば、ここに全て集まり、民は誰か一人を死に追う。そうした後、人狼は贄を選べる。それぞれ死んだら、次の鐘がなる。


民 四 特に力なし。


占師 一 毎回一人を指し示し、その者が人狼であるかを見透かす。


霊師 一 最近死した者が、人狼であったかを知る。


近衛 一 人狼に狙われし者を当てたとき、その死を免れる。自ら死せども勝てば、呪いは解ける。


共者 二 共に生き、共に死ぬ。今一人をすぐに知り得るが、片方死せば、自らも死ぬ。


狂者 一 人の身にて人狼に味方をなす。生死を問わず、人狼が勝てば勝つ。


人狼 三 人ならぬ身。鐘がなり、この場に集まるたび、他者を一人ずつ、秘密裏に屠る力あり。札の下の名から選ぶ。多数決。同数ならサイの目。


贄 一 人にして人ならず。この場にて、狼がいずれかの死をなさしめぬ時、死す。なさしめば、民となる。』




『附則

一 人狼に死を定められた者は、その者が現世にて最も矛盾がない形で運命が定まる。期間は、その自然な定めに応じて、一瞬から数年と、大きく変動する。


一 人が人狼などを定めて死を狙いたいときは、現世において、真に討ち取る必要がある。


一 上記において、突発的な死が、他のものに訪れたときは、遊戯がそのまま進展する。人狼の出番であれば、その者が人狼に屠られたとみなし、人の出番であれば、その者が人の手で誅せられたとみなす。


一 人狼によって、何者かの死が訪れると、直後に鐘がなって生存者が集められ、二刻(四時間)の話し合い時間が設けられる。話し合いは、その過半が標的を定めた時に終わり、現世に戻される。


一 生存者同士は、現世で見知ったもののみ姿を見ることができる。


一 人狼は、その話し合いの間に、次の狙いを定められる。もしその定めたものが、人の出番の時に死した時は時が止められ、再度選択できる』




『勝者特典、引き継ぎ特典

 

 点数

 民の勝ち負けは一点の増減

 狂人の勝ち負けは二点の増減

 人狼の勝ち負けは三点の増減


 特典

 呪いの仕組み、規則の記憶 一点

 役割の記憶 一点

 推移、人の歴史の記憶 二点

 推移、役の歴史の記憶 二点 ただし、一点のどちらかは必須。実質三点必要

 全ての記憶 五点


一 得点は累積される。同じ回に使い切らない利点はない


一 前回よりも前の記録、記憶が欲しい場合は、それぞれ同じ点を払う。


一 勝敗が決したのち、勝者は勝者の間、敗者は自らの墓所で、特典の配分操作ができる。


一 人が勝利したときは、勝者の半数が呪いの解除を望めば、未来に進める。ただし、過半数が繰り返しを望んだ場合、得点を引き継いで最初からやり直す。その決定は、別々にはできない。


一 人狼が勝利したときは、自動的に繰り返しとなる』



『脱出条件、脱落条件


 脱出条件 民として勝利した回、同時に勝利した者の半数以上が希望する。

 その者らは、呪いの記憶を喪失し、以降、確実に天寿を全うする。その後の周回は、最終周の状況が、矛盾なき形で再現される。


 脱落条件 未勝利で三連敗、または、記憶の得点がない状態で敗北する。未勝利者の場合、死因と状況が二回同一の時も、脱落する。

 その者らは、最終周の状況を再現する。遊戯参加者の生死には、矛盾なき形で関与が避けられる。


 なお、生存者の中で、最初に落命する可能性が最も高き者が、贄となる。贄が脱落したとき、その最後の回の状況が、歴史として矛盾なく固定され、次回以降は、新たな贄が落命する少し前まで時が進む』



『未確定情報


 誰かが脱落すると、新たな者が補充される。だがその際に、呪い自体が、何らかの余力を消費する。

 余力が大きいほど、現世において影響の大きい者、現状の参加者と関係の遠い者を引き込む』

お読みいただきありがとうございます。


 序盤ではわかっていなかったことが多々増えてきています。それを再整理して、編集した内容です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ