29、リアル
一応再開。けど、しばらく不定期。
朝か。学校はレイさんと一緒に暮らすまでは行こうかな。彼等に関わりたくないとはいえ、家がバレてるならここに1人で居るほうが危険だし三田さん迎えに来てくれるって言ってたから。それにお泊り会、今日するか、明日するかも聞いておきたい。
よし、行ってきます。
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「着いたわね。それじゃ降りましょうか。」
「うん!」
「三田さんおはようございます。」
「えぇ、おはよう。」
「ちょっとすみません、教えてもらいたいことがあるのですが今大丈夫ですか?」
「…三田さん、私のことは気にしないで大丈夫です。」
「……分かったわ。それじゃあ後でね。」
「はい。」
「えっとここがーーーーーーーーーーーー」
「来たか。こい。」
「っ……どこへですか?」
「あ?いいから黙ってついてきやがれ。」
「……………分かりました。」
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海夏が連れられて来た場所はプールだった。そこには男子が数十人いた。
「連れてきたぞ。」
「センキュ。飲め。」
「…え?」
「はやく飲め。」
「…これをですか?」
「抵抗せずに飲め。プールに突き落とすぞ。」
「……分かりました。」
海夏は痺れ薬を飲まされ、集団に囲まれた。
「よし、じゃ殴るぞ。」
「昨日はよくもやってくれたね?」
「………なんの………こと…………ですか………?」
「またとぼけるんだね。ま、いいよ。恨むなら自分自身を恨んでね?君みたいなカスが僕らを殺すなんてあっちゃいけないんだからさ。」
海夏は集団にリンチされ、罵倒された。
「……ぁぐ……かひゅ…………ゲホッ…………………」
「弱いのにゲームの中でイキるからこうなるんだよ?」
「……っ……ひゅっ…………」
「君に価値なんてないから助けが来ないんだよ。」
「………ゴホッ…………」
10分程海夏は泣かずに耐えていた。彼等のうちの一人がもうすぐチャイムが鳴るとリーダーに伝えた。
「っチッ泣かねぇか。じゃ、突き落とすぞ。時間的に俺らが戻るまで4時間位そこに居て「はは、来てよかったよ。君等がしたこと録画したから。」−−は?」
「……だ……れ……?…」
「ラフちゃんで合ってるよね?」
「……え?……………」
「あ?コイツを助けに来たのか?」
「そうだよ。あ、彼女を人質にしてもいいけど、マスコミにこの映像流すよ?」
「……レ……イ…………さん?…………」
「正解。間違えてなかったようだね。」
「レイ?−−−−−−HDOのトッププレイヤーのか?」
「そうそう。僕もここの生徒だったんだよね。」
「は?ふざけんじゃねえぞ。」
「オラッ!!」
「おっと、後ろから殴りかかって来るなんて卑怯だね。けど、その程度じゃ僕に当てるのは無理だよ。君はプールに落ちて貰おうか。」
と言いながらレイは殴りかかって来た者を投げて数人巻き込みながらプールに落とした。
「本物なのか?いや、それはどうでもいい。なぜコイツを庇う?」
「逆に聞くけど何故庇っちゃいけないんだい?」
「お前は俺等の家より強いのかよ?」
「さぁ?明確な証拠が有ればそれは関係ないと思うけど?」
「ッチ、まぁいい。取引しないか?」
「取引とは?」
「単純だ。俺らは二度と藤原に手を出さない代わりにそのビデオテープをこちらによこしてくれ。」
「乗る価値無いね。この映像を警察とかに持っていっても同じ効果得れるよ?もう少しこちらに価値あるもの出せないかい?」
「…チッ、出せないな。」
「なら取引不成立だ。」
キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイム鳴った。取り敢えず君らにはプールに落ちて貰おうか。」
「逃げるぞ!」
「逃げるかぁ、まぁいいや。ラフちゃん生きてるかい?」
「………うん……」
「君の本名教えて欲しいな。」
「………藤………原………海夏……」
「それじゃあこれからリアルでは海夏ちゃんって呼ぶよ?」
「……うん」
「背中乗れる?」
「うん………けど……手………力……入ん……ない」
「そっか。なら抱っこにしようか。」
「うん」
「海夏ちゃんは家どこにある?」
レイは海夏を抱っこしながら、海夏の指示を聞いて海夏の家に行った。




