18、リアル
「ここが貴女の家?」
「そうですね。この一軒家が私の家ですね。」
「貴女の両親ってお金持ちなの?」
「さぁ?知りません。中学卒業までは持ちますがそれも傍から見てとても最底辺の生活に見えるでしょうしね。」
「持つ?」
「まぁそれも後で説明しますけども、話だいぶ長くなりますが良いですか?」
「大丈夫よ。」
「ではまず最初に、今現在私に親は居ません。」
「え?それはどういう意味で?」
「戸籍上としては居ますが、それも故人となっているのでまぁ死んだということですね。2年の終わり頃ですね。」
「つ、つまり3年の最初はその後すぐってこと?」
「?そうですね。親が居なくなって親戚に手を差し伸べられることもなく親が残した遺産で生活し始めたところでありそれをどうにか整理つけようとしていたときですね。」
「…で、そのタイミングで私達は貴女をいじめた?」
「そうです。なのでちょっと前までというか今でも整理つけれてるとは言えません。で話を進めますが、それにより学校内でも安心できるところはなくなりました。なので多分その時既に本来の許容量を超えていてそれを無理に見ないふりしてたわけですね。なのにも関わらず皆さん攻撃をやめません。オーバーキルです。それにより人間不信になりかけていました。」
「それで、何故私にその話をしようと思ったの?」
「気まぐれと友人?がほしいと思ったから。で、無理矢理殻にこもって自分を守ろうとしながらも学校に行かなければ将来がよりひどくなるために登校し続けてました。ですがそれも一昨日からの攻撃で壊れなくなって本来思っていた感情などの制御ができなくなりました。」
「今の貴女にはそんなの全然見えないんだけど?」
「そりゃそうですよ。昨日破裂する前に吐き出すことが出来ましたから。あーそうそうちなみに服を脱ぐと体はこうなってます。」
「な…アザだらけ。」
「これら全部一昨日殴られたときのですね。」
「なんで貴女は平気そうにしてるのよ。」
「さぁ?助けて貰ったので壊れきってはいませんが普通の状態が分からないので。」
「普通がって、痛くないの?」
「心が常に痛いのと比べれば全然平気ですので分かりませんね。少なくとも一昨日は痛かったのですけどね。」
「?!それが普通でしょ。」
「そうかもしれません。ただ、慣れたっていうのもありますし一度分解しきったために若干元々の感性を忘れてしまったのも原因の1つとは思われます。」
「まるで機械みたいね。」
「そうですね。ここではそう見えますよね三田さん。」
「名前知ってたの?」
「自分に関係する人の名前は覚えてますよ。でまぁホープ·デット·オンラインって知っていますか?」
「何それ?ゲームか何か?」
「そうです。VRゲームです。の掲示板を見てください?」
「殺人姫ラフ?」
「それが私です。小爆発を起こした。」
「これで小爆発?こんなにもプレイヤーや軍用AIを殺していて?」
「そうですね。まぁプレイヤーは置いておいて、AIいえゲーム世界の人を大量に殺戮した殺人姫ですね。なのでそんな怖いやつと関わるのは嫌だ。と思うのであればそれはそれで良いです。」
「貴女ズルくないかしらそれは?」
「何がでしょうか?」
「自分で言いながらそんな震えてる人を見捨てて自分の安全確保なんて出来ないわよ。そういったことを言うのであれば、その震えどうにかしなさいよ。ばっかじゃないの。」
「あーまたなっていたのですね。これ制御出来ないんですよね。私が私を知らない限り出来ないですが自分を殺し続けた代償みたいなものですからね。」
「また?前にもなったことがあるの?」
「ええ、昨日ですね。ゲームの中でですけど。」
「というかそのゲームってさっき見せてくれたやつ?」
「はい。プレイヤーに助けてもらいましたね。」
「じゃあ、それが貴女が変わった理由?」
「まぁそうとも言えますね。どうしましょうかね。現実に居ると敬語が抜けないので伝わりにくいですよね。」
「それってもしかしなくとも私達のせいよね。」
「さぁ?そうかもしれませんしそうじゃないかもしれません。私自身何故敬語だけ抜けないのか分からないので。まー若干は抜けてるけどね。それに、三田さんも普段敬語を使ってますよね?それって癖とかそういう感じだと思ってますけど私のもそれと同じかもしれません。」
「じゃあなんでゲームのなかだと敬語が取れるの?」
「わかんない」
「藤原さん急にそれは辞めて。敬語がないと私が耐えられないわ。」
「?分かりました。」
「貴女って敬語が抜けたらだいぶ幼く感じて同級生なのに年下みたいに感じるのよ。」
「ある意味そうでしょうね。特定状況下を除けば本来私の精神年齢は皆さんより低いですから。」
「もしかしてその感情の制御が出来ない状態は貴女本来ということ?」
「そうでしょうね。まぁそれはどうでもいいです。最終的に言いたいことは出来れば友達になってほしいなっていうことですから。」
「駄目ね貴女の思考が分からないわ。」
「私の思考を読むのはやめておいた方が良いかと。普通から遠く離れなければできないと思いますので。」
「わ、、分かったわ。友達だったわよね。そのぐらいで良ければ全然構わないわ。」
「ありがとう。多分学校内は一緒に居たら三田さんが大変だよね?たまにこうしてお話したいな。」
「貴女って友達になれば敬語が無くなるのかしら?」
「そうかも。よくわかんないけど、安心するからかなぁ。」
「……」ナデナデ
「?なんでなでてるの?」
「その可愛さをどうにかしなさい!そんな姿を見せられたらなでる以外に何があるのよ?」ナデナデ
「にゃふー落ち着く〜」
「あぁもう。仕方ないわね。膝枕してあげるわよ。」
「………」ゴロン
「くぅ。何でよ。どうして時間が経つだけ貴女の幼さのレベルが上がるのよ?」ナデナデ
「?わかんにゃい。」ウトウト
「決めたわ。今度貴女の家でお泊り会しましょう?」ナデナデ
「?うんわかった。来週しよ。」
「貴女が暇なら今週末のほうが良いのだけど?」ナデナデ
「うんわかった。三田さんが良いなら良いよ。」
「じゃあ今日は1回帰るわね。」
「うん。またねー。」
「えぇまた明日。」




