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(二)-4

 その隠れ家へ、反政府組織の中で「情報屋」と呼ばれるヤコブ・ナボコフがやってきた。

 彼は「ここも危険なのですぐに逃げろ」と言った。

「西でも南でもいい。とにかくアディレバイジェン共和国の方へ逃げろ。途中、軍の連中が待ち構えているから気をつけて行けよ」

 人当たりは良いが狐目であまり信用できなさそうな中肉中背の中年男性のアドバイスに、僕たちは従うことにした。ここは首都トリビシの郊外ではあったが、軍の連中は市内の民家の一軒一軒を訪れ、反政府運動の参加者を探し回っているという。それなので、ここが見つかるのも時間の問題と思われた。


(続く)

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