表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/25

(三)-4

 僕は思わず大声を上げた。次の瞬間、人影が持つ刃渡りは三〇センチはあろうかという大きな軍用ナイフが、僕に振り下ろされてきた。

 僕は横へ転がって避けようと思った。しかし避けると、下にいる妹に当たる。瞬時にそう判断して、手で相手の腕を受け流そうとした。

 その間はわずか一秒にもみたない程の刹那の時間であった。瞬間的な判断ではあったものの、振り下ろされたナイフを止めるには時間が長すぎた。ナイフは僕の左肩に突き刺さった。

 すんでの所で体をよじることができたため、僕の心臓をめがけていたナイフの切っ先は肩から僕の体の中に入った。

 僕はとっさに「早く逃げろ」と大声を上げた。驚いて腰を抜かしているのか、妹は動くことができないでいた。

「早く! 急げ!」

 僕はもう一度叫び、体を転がして妹の上からどいた。そのときに人影が持っていたナイフが抜けた。妹は何とか立ち上がり、振り返って走り出した。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ