表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/25

(二)-12

 僕たちはすぐにその場でしゃがんだ。敵はどこにいるのか。見えるわけないが、周囲を見回した。パッと見た感じでは静かな森の中であり、それ以上でも以下でもなかった。

「やだ、怖い」

 ニーナ・プリマコフが言った。隣りいたニーナのボーイフレンドのセルゲイ・ヴァフタングが、彼女の肩を抱きしめて「大丈夫、俺が絶対守る」とささやいた。

「兄さん、どうするの?」

 妹であるエリザベートが聞いてきた。表情はよく見えなかった。ささやき声であったが、しっかりした感じの声だった。こいつだって怖いはずだ。でも迷いはないようだった。

「行くしかないよ」

 カティア・イラクリが言った。僕たちは無言で頷き合い、進むことにした。実際に敵はすぐそばにいる。ここに留まっていてもただ殺されるだけだ。迷っているヒマはなかった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ