最強最弱にゃんことの遭遇
私はごく普通のぴちぴち☆高校生!
普通じゃないとこを強いて言うなら、
猫が人1倍に好きなことかな?
でも、とある猫との出会いで普通の人生から
特別な人生に!?
私は結奈、今年で17歳のぴちぴち高校生です!
そんな私は現在、下校中です。
今日は大好きな猫の番組があるので、早歩きで帰っています。
「ふんふんふーん♪にゃんにゃんにゃーん♪にゃーんこぉ♪」
と、私が調子に乗っていると
「にゃあ...。」
その時微かに、猫の鳴き声が聞こえた気がしました。
「はっ!にゃんこ?!」
私は興奮しながら周りを見てみると、
捨て猫らしき猫がダンボールに入っていました。
そのダンボールの前には「拾ってください」という看板と、
中に黒猫と白猫の痩せ細った猫ちゃんが居ました。
二匹のうちの一匹の白猫はまだマシなのですが、
黒猫はもうすぐ衰弱死する寸前でした。
私はいても立ってもいられなくなり、
全速力で家に向かいました。
「はっ...! はぁ...。」
こんなに走ったのはいつぶりだろうか、
そう思いながら、私は帰宅後すぐに猫ちゃんのご飯を作り始めました。
「はっ...はっ!」
何が良いかなと悩んだけれど、
作れる物で猫ちゃんが食べれる物と思うと
牛乳に浸した食パンしか思いつきませんでした。
ご飯が出来た私は、猫ちゃんのとこへ駆け寄り、
「は、はいっ!お食べ」
お皿を猫の近くへ置き、地面に座りながら猫を眺めました
「...。」
白猫が真っ先に食パンを咥えました。
何するんだろう、と思いながら眺めていると
黒猫の近くへ行き、白猫が咥えている食パン黒猫に口で渡しました。
黒猫がそれを食べると、
美味しかったみたいで次々に食パンを食べ始めました。
「控えめに言って...超可愛い...天使」
ついつい、興奮しすぎて考えている事を喋ってしまいました。
食パンを食べ終わり、白猫が私にすりすりしてきました。
超可愛い、死にそう...じゃなくて、ここからが問題なんです。
「うちのマンション動物飼えないし...」
そう悩みに悩みに悩んでいると、
「はあ!?いつの間にか9時じゃん!また明日来るからねっ!」
時間がアレだったので、一旦帰ったのですが
「ううぅ...超心配」
と、またもや悩みましたが、可愛さには勝てませんでした。
結局一旦匿い、
後で飼い主を探そうと思いました。
そうして、
猫達が入っていたダンボールの前に今私は居るのですが
そこには昼、食パンを持ってくる際に水も必要だよなあと思い、
水を入れた器しかありませんでした。
「いない!どこ行ったのー!?」
私は心配になり、猫を探し始めました。
「猫ちゃーん!どこ行ったの、出ておいでー!」
そう言いながら探していると
「あ、お姉さん」
突然人の声が聞えて来ました。
声を聞こえた方を向くと、同い年ぐらいの男の子が立っていました。
だけれど、その頭には黒髪に生えた猫耳がありました。
「え...?」
驚きのあまり、声が漏れてしまいました
「どうしたの?お姉さん」
「え...、ええっと」
男の子は私が頭の上を見ている事に気づきました。
「ああ、これ?」
と、男の子が言うと、自分の猫耳を触りながら首をかしげました。
「そ、その猫耳...何?」
こんにちは!
今回初めて小説を投稿しました。
いかがでしたでしょうか?
初めてなので至らぬとこなどあると思いますが、
アドバイス等教えて頂ければ幸いです。
今後、結奈ちゃんはどうなるのでしょうか!