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そんなこんなな日常  作者: おいしい水
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大学生になりました。

俺は今年で18歳のちょっぴりMで好きなものはお茶全般のなりたてほやほや大学生だ。

そして今日初登校のこの日俺は大学デビューをする。


と起きたてのベッドの上で1人で不気味に笑い始める俺こそ佐藤新さとうあらたである。

特に大学デビューって宣言するほどのことでもないんだけどね…テンション上の問題ですよはい。


「入るぞ」


と言い返事を聞かずに入ってくるのは実の兄、佐藤守さとうまもることまも兄である。

ちなみに今年で25の社会人である。


「飯だ、早く来いそれとも何かを与えないと行動が出来ないのか?」

と、朝一番早々それはそれは綺麗に毒を吐いてくるのがこの兄である。


「今行k…」

ガチャとドアを閉める兄

会話のキャッチボールって知ってるのかな?

お腹も限界なので降りますか…


「おはよー!寝癖やばいね大爆笑だよ!」

と声高らかに笑うのが高校1年になったばかりの妹の佐藤水菜さとうみずなである。

朝ご飯を用意してくれているのが母、佐藤鈴江さとうすずえとニコニコと新聞を読んでいるのが父の佐藤優さとうゆうである。


「おはよう、新。はやく寝癖直して来ないとすごいことになってるよ」

「ういー」

と父が言われるがままに顔を洗いにいく。


顔を洗い寝癖も直しスッキリしたところで朝食を撮ろうと席に座ったのだが…

いつも律儀に決まって卵焼きを3個作る母なのに何故か今日は1個。あれれ?

「お母さんや?卵がもう2個ありませんよ?どこに逃げたのかな?」

「それなら妹のお腹に逃げたと思うけど」

とニコニコ笑う母。


いやいやいやいや。育ち盛りなんだよ?こちとら。

向こうも育ち盛りなんだけど育ってないというかなんというかごにょごにょ。

「何考えてるか分かんないけど死ねば良いのに。」


怖すぎてお尻の穴がきゅんってしたわ。

いや、ここは兄の威厳として卵焼きを取られんたんだ。ここは言うべき。


「水菜、俺の卵やk「おかわり」…」


お兄ちゃん?ねぇねぇお兄ちゃん?

そのドヤ顔やめてくれない?狙ったの?狙ったの?


「守兄、俺話してたんだけど…」

「すまん、興味なかった」


そりゃあなたには話してませんからね!興味も湧きませんよね!うんうん!

「いってきまーす!」

あの野郎!人の卵焼きを食い逃げしやがった!

そんな朝だった。

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