表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒキコモリな炎竜と契約者(コントラクター)  作者: あだち りる
第六章「楽と栞」
39/43

38.友達

「楽、話を聞いてくれ、俺は」


「聞きたくない!いいから帰ってくれ!!」


「蒼さんお願いします…帰って…」


あの栞までもが蒼にそう言葉を投げた。

段々分かってきた。いや…分かった。

二人がどうして俺を避けるようになったか。

きっと二人は俺との、朝倉蒼という名の偽善者への接し方が分からないんだと思う。

偽善者ほど罪深い人間などこの世にはいないからだ。

偽善は人を傷つけ、自分をも傷つける。

これを罪深き諸刃の剣と呼ばずとなんと呼ぶ。

二人はその両方を知ってるからこそ俺を避けてるんだ。

木島母は俺が関わらない方がいいと言った…自分達で解決するべきだと。

けどやはり二人と話して正解だった。

だってこの悩みはたった一言で終わるのだから。

こんなのは早く言うべきだった。

二人を救う方法、それはこれだ。


「楽、栞、俺はもう嘘はつかない」


「ッ…!」


楽と栞はこちらに驚きの視線を向ける。

そう、この一言だ。

嘘偽りもない。

いつも通りの笑顔で、いつも通りの俺で、本当の言葉を。

それだけでいいんだ。

だって俺たちは…


「俺たちは友達だ!」


友達同士に嘘は許されない…昔からよく聞く台詞だが、この意味を理解するのがまさか今なんてな。

だから俺は嘘はもうつかない。もう、偽善者にはならない。

二人の思いに答えたいから。


蒼が笑顔で楽と栞に顔を向けると二人は突然「ぷッ…アハハハ!」と笑い出した。


「え…?俺何か変なこと言ったか?」


「変っていうかその、よくそんな台詞を恥ずかしがらずに言えたなと」


楽はまたクスクスと笑う。

それに乗るように栞も笑い出す。


「ちょ…栞まで…」


「いや…だって蒼さん…ドラマ見たいなキザな…ぷっ!」


「お前らなぁ…ぷっアハハ!」


何故か俺まで笑いが出た。

馬鹿らしくなった。

俺たちは笑った、ただ笑った。

ようやく、俺たちは分かり合えた気がする。

そして楽達の悩みは晴れ、蒼も一安心だ。


「よし、んじぁ俺は帰るわ!」


「もうちょっとゆっくりしてけばいいのに」


と楽が言うと蒼が茶化すように言う。


「おうおう、さっきまで、帰ってください~、って言ってたのは誰でしたっけ?」


「その話はもう忘れてくださいよ…」


俺がニヤニヤしながら言うと楽と、何故か栞も恥ずかしそうに顔を赤くしている。

そういえば栞も言ってたな、だからか。

まぁここは何も言わずに帰るか。

そして俺は玄関の扉を開け、楽と栞に最後に一言。


「そんじゃ、また明日な!」


「はい!」


楽と栞は同時にそう返事した。

蒼はニッコリと笑った。

その蒼の笑顔を見てかはわからない、だがその時の二人の笑顔には不思議と…心に来るものがあったのは確かだ。

そして俺は確信した。

この二人はもう大丈夫だ。

迷う事なんてもうない。

読んでくださりありがとうございます!

私、あだちりる、はこの章を書きながら心の中でずっと思ってる事があります。

「バトルシーンを早く書きたい」うん、書きたい。

この先の展開は決まっていてバトル展開は勿論の事あります。

なので、この第六章を気持ちよく書き終わり、バトルシーンを書きたいと思っております!

多分この第六章は次の話で終わると思います!

では、自分はこれで失礼します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ