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話は先へとすすむらしい
俺、殺されたみたい
「は、え、ちょっと待てよ…」
「ごめん、混乱させた?でも、俺は確かにひかれて、意識がぶっ飛んだ」
朔夜は…行方不明だったんじゃ…
ならここにいるのは…?
〝ここにいる朔夜〟は生きているのか?
「朔夜はこ、殺されて、でもここにいるのは朔夜で、死んだはずで、ここで勇者やってて、」
「あぁ、待って待って。」
まだ続き、あるから。
《x月x日続き》
「ここ、は、」
目が覚めると知らない草原の上で寝ていた。
いや、正確に言うとただの草原じゃなかった。
そのはある職業の人たちの墓地だった。
「は、墓ぁ?」
「何者じゃ?!そこにおるのは!」
俺が墓地に寝ていたという事実に驚いていると、少し離れたところから男性の声が聞こえた。
「貴様!」
「え、俺は…」
「ここは我が国王家の神聖なる領土であり、限られた者しかはいれん場所!貴様!如何なる手段を用いて入ったか!誰か内通者がいるのではあるまいな!?」
シャ、と耳元で鋭い金属が音をたてた。
横目で見るとそこにあるは豪華な剣。
これが、命の恩人であり、俺の主人である、現国王アレガントとの出会いだ。




