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1年会わないうちに親友が勇者になっていた  作者: 月草
親友は勇者になっていた
4/12

回想は一旦終わるらしい

告白をする前から、俺は朔夜を知っていた。

朔夜はとても有名だったから。


噂はいいものから悪いものまで選り取りみどりだった。



イギリス紳士のようにできたやつだとうわさされれば、その分裏で手をまわしていると囁かれる。


博識だと褒められれば、知ったかぶりだと罵られる。


かっこいいと女子が騒げば、女たらしと陰口を叩かれる。


テストが特にいいわけでも、運動がずば抜けて出来る訳でもないが、器用で賢く、人気のあるあいつはよく噂が飛び交っていた。


そこまで興味のなかった俺は、できたやつなんだな、というイメージをしていただけだった。隣のクラスというのもあり、話したりしたことはなかった。


だから振られてしまった直後は朔夜なら仕方ないか、と割と簡単に諦めた。俺よりいいやつなら対抗しようがないと。



でもあいつは、全然いいやつなんかじゃなかった。





「…!…い!おい!」


「ん…」



誰かに大声で呼ばれ、俺はまぶたを開けた。

すると目の前に朔夜がいて、奥に見慣れない景色が…



「どこだ…ここ…?」






回想の続きはもう少しあとに出てきます

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