親友は勇者だと名乗ったらしい
え、
ええええええええええええ
いや、勇者て何?!俺普通に学生だったよな!?
というか殺されなければ今も学生やってたし!
あ、俺殺されたんだっけ?!え、じゃあなんで生きてるの?!
ま、まずはこの状況をなんとかしないと。
目の前にいる人は国王だよな。さっき自分で認めてたし。
おれの命運はこいつにかかってるってわけか。
で、おれはなんと言われていた?
確か「神の使者」だとか「勇者」だとか。
ということはなんだ。この人は俺が勇者だと思っている、少なくとも今の段階では。
勇者っていうことはこの国は何かに脅かされているのか?戦争でもしているのかも。
なら俺が勇者だと信じ込んでくれれば俺の命…ひいてはこの先の生活もしばらく得られるかもしれない。
なら、俺のとるべき行動は。
「ほう、俺が勇者だと見抜いたか。」
俺はすっと立ち上がった。
「なかなかいい目をしているな。俺を見抜いたのは国王、貴方が初めてだ。」
「や、やはり貴様…いや、貴方が勇者!!」
俺が肯定した途端、国王は態度を変えた。
「予言書の通りだ!!お待ちしておりました!どうか…どうか我らオロレグノをお救いください!!」
「みたいなことがあって、俺は無事滞在許可が得られたんだ」




