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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 中学年

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夏休みの宿題

 8月30日。

 その日は朝から夜中まで1日中宿題に追われる1日を過ごした。提出自由の自由研究から手を付けるという中々の頭の悪さを披露し、翌日の31日。

 俺はノンビリと夏休み最後の日を満喫した。

 宿題が終わった訳ではない。寧ろたんまりと残っている。しかし、夏休み最後の思い出を宿題という事にはしたくない。とか言う意味不明な思いで、31日は少しも宿題をしなかった。

 そして始まる2学期。

 始業式が終わって、担任は宿題を持ってくるようにと声をかけるが、何人かは必ずいる宿題を持って来るのを忘れる生徒。

 「じゃあ明日持ってきなさい」

 はい。と返事をして駆け足で家に帰ってから残った宿題を始める。

 皆提出した後なので、見せて。とは言えない。いや、そもそも見せてと声をかけられる友達がいない。

 黙々と宿題。

 夜になっても宿題。

 夜中になっても宿題。

 夜が明けるまで宿題。

 それでも、繰り返しノートに書かなければならない漢字ドリルは終わらせる事が出来なかった。

 しかし、やれる所まではやりきった。最後までは出来なかったが、これが自分の全力である。

 堂々と提出した。

 そして、怒られた。

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