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SHORTで、俺。  作者: SIN
~3歳
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ど~ちらにしよぉ~かなぁ♪

 俺が生まれるよりも、姉が生まれるよりも前に亡くなっている祖父。遺影の写真はかなり若くてモノクロだった。

 そんな祖父の名前を知りたくて、祖母に聞いた。

 返ってきた言葉は、

 「名無しのゴンベイさん」

 だった。

 そうか、祖父の名前はゴンベイと言うのか。

 まだ疑う能力に長けていなかった俺は、容易くそれを信じた。

 丁度そんな頃、誰しもが1度は口ずさんだ事があるだろう「どちらにしようかな♪」を知った。

 各地で違いはあるようだが、俺の住んでいる所は「天の神様」にも「寺の和尚」にも聞かず、

 「どちらにしようかな、裏のゴンベイさんに聞いたらよく分かる」

 だった。

 皆して俺のジィちゃんに意見を求めている!

 そう勘違いしたのは、言うまでもない。

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