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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 低学年

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厚紙

 家では酒屋から直接瓶ビールを注文していた。

 1週間程で1ケースの瓶ビールが届くのだが、そのケースに○○ビールと書かれた厚紙が2枚入っていた。

 宣伝の為に入っていたのかなんなのかは分からないが、俺はそれを集めて手作り出来るおもちゃの類を作っては楽しんでいた。

 不思議な事に、作っている事は思い出せるのにそれで遊んだ記憶が何処にもない。

 トランプ、子供銀行の紙幣、創作意欲が凄い時はミニチュアのタンスも作ると言う偉業を成し遂げていたそんなある日、配達に来た若者は俺にこう言った。

 「この紙、取らないでね」

 そう言われては取る事が出来ず、翌週。配達に来た若者は、何も言って来なかった。それを「今週は取っても良いんだ」と勘違いした俺は厚紙を取った。

 更に翌週、若者はまた何も言って来なかったのだが、俺が厚紙を見たのはそれが最後となってしまった。

 厚紙を取られない最終奥義を若者は使ったのだ、その名も、アツガミヲイレナーイだ。しかし、そんな必殺技を直撃してしまったダメージは以外と少なく、俺は新たな素材をBOXティッシュの空箱に定め「初めから箱型をしている!」と興奮していたのだった。

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