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SHORTで、俺。  作者: SIN
高校 1年

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男装女子

 ゲームセンターに来る人の中には当然女の子もいる訳なのだが、そのうちの1人が男装をしていた。

 一人称も「俺」だったし、ベンチで恥ずかしげもなく平気で着替えたりしていたので、結構な期間俺はその子を男子だと思っていた程。

 普段は学ランを着ていたから、疑う余地もなかった。

 その男装女子はゲームセンターに来る男性陣の中でかなりモテており、常に誰かと付き合っていた。

 俺はと言えば……。

 男装女子は俺よりも1つ年上だったので見かけた時は一応挨拶をしていたのだが、俺が挨拶をすると男装女子はゲームセンターの看板を蹴る程機嫌が悪くなった。

 初対面の時からこうだったので、嫌われるような事をする暇もないままに嫌われていたのだ。

 結局その男装女子は、誰とでもそれなりに仲良く出来るというコミュ力の高いグループ、オールマイティーグループに属している人の彼女となり安定したのだが。

 「こんばんはー」

 ドゴンッ!

 「帰る!」

 終に挨拶を返してくれる事はなかった。

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