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SHORTで、俺。  作者: SIN
高校 1年

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ピアス

 鏡の前で俺は耳たぶの長さを物差しで計っていた。

 左の耳たぶに開けたピアスの穴、しかし1箇所だけではなんだか物足りなくなって、だったら右の耳たぶにも開けてやろう!と言う事になったのだ。

 同じ高さの所にペンで印をつけ、安全ピンでサクッと穴を開けたのだが、大誤算があった。

 耳たぶの形が、左右で微妙に違っていたせいで恐ろしくチグハグな出来上がりとなってしまったのだ。

 これは非常に格好悪い!

 そう思った俺は、誤魔化す為に左の耳たぶにもう1箇所穴を開けてみたのだが、今度はそれはそれで可笑しな配置に。

 ここまで来れば半分やけくそにもなって、開けた穴を一旦閉じて開け直そうとか、そんな冷静沈着な判断など出来る訳もなく、グサリと右の耳たぶにもう1箇所穴を。

 これで左右2箇所ずつ穴が開き、なんとなく4箇所というのが気になった俺は左の耳たぶにもう1箇所空けて合計5つのピアスホールを作った。

 勿論、行き成り4つも増やすつもりがなかったので、ピアスの用意は出来ていない。

 どうしたのか、ピアスを買ってからもう1回改めて良い場所に穴を開けなおす、なんて事等思いつく筈もなく、それからしばらくの間、俺は貴金属アレルギーに苦しみながらも安全ピンを耳に刺したまま過ごした。

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