表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SHORTで、俺。  作者: SIN
中学校 3年

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

312/485

髪色

 赤、青、茶色、緑。そして金。

 やった事のある髪の色。

 1番似合わなかったのは緑で、朝のHRにやってきた担任に「なんじゃそらぁ!」と言われたほど可笑しかった。

 なので当然呼び出しを受ける事になった。

 生徒指導室に連れ込まれ、髪色についての説教が始まる。と思いきや、教師は最初に尋ねてきた。

 「その髪は、ポリシーか?」

 行き成りの英語である。

 なんとなくで使っていたポリシーという単語の詳しい意味を知らないので答えが見当たらない。

 黙っている俺に教師は続けた。

 「外見で人を判断するなって言うけど、身なりってのはまず1番に認識される部分やろ?それでもその髪を続ける事は木場にとって重要か?」

 なるほど、と思った俺は、

 「そこまでじゃないです」

 と、指導室を後にした。

 その日のうちに長かった髪をバッサリと切り、徐々に伸びてくる髪を見て発見した。俺に似合う色が分かったのだ。

 それから中学を卒業するまで、1度も脱色しなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ