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SHORTで、俺。  作者: SIN
中学校 2年

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修学旅行でスタンプラリー

 修学旅行は九州だった。

 1日目は長崎観光、2日目は大山に登り、3日目に帰る。確かそんな感じだった。

 1日目の観光は勿論長崎原爆資料館。そこで戦争の話を聞き、感想文を書き、クラス写真を撮り、班に別れての歴史的建造物へのスタンプラリーが始まる。

 地図を手に順番に回り、プリントに判を押すという単純な内容だったのだが、超ド級の方向音痴だった俺はかなり早い段階で班の皆と逸れてしまった。

 全く見覚えもないような土地に、突然1人になった訳なのだが、スタンプのある建造物にいればいつかは合流出来る。と、かなり余裕を持っていた。

 こうして地図に視線を落としたのだが、現在地点が既に分からない。そして周りには同じ班の皆所か、同級生達の姿も見当たらない。

 完全にルートからかけ離れた場所にいるとでもいうのだろうか?

 道に迷う事に関してプロだった俺は、とりあえず町並みを眺め、より歴史を感じる方角に向かって歩き出した。

 自信をもって“こっちだ”と思う時は大体間違った方向である事が多いので、太陽の位置を確認しながら。

 しばらく歩いて行くと、スタンプを押している生徒の姿が見えた。

 おめでとう、俺!

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