表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SHORTで、俺。  作者: SIN
中学校 2年

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

286/485

不気味な着信

 ヒロ達でも、家族でも、恋人でも、ダレカサンでもない人物から、突然非通知で電話がかかってくるようになった。

 ピロリロリン♪

 電話に出ると、即刻切れる。

 電話を切って携帯を置くと、また

 ピロリロリン♪

 かかって来た番号は、非通知。

 どうせまたスグに切られるんだから、出なくても良い。そう放っておくと、

 ピロリロリン♪

 ピロリロリン♪

 ピロリロリン♪

 いつまでも鳴る。

 なので着信音をオフにして放置しても、着信の赤いランプが点滅している。

 ズット、ズット。

 どんな忍耐力の持ち主だ?

 根負けして電話に出ると、

 プツッ。

 切られる。

 イタズラにしては何処か陰湿だし、気味が悪い。

 ヒロ達に聞いても知らないと言われ、やっぱり放って置いた方が良いのだろうか?とか思っても、

 ピロリロリン♪

 ピロリロリン♪

 ピロリロリン♪

 怖い。

 あ、そうだ。

 出れば即刻切れるんだから、鳴るや否や出てしまえば良いんじゃないか?

 ピロリ……。

 「はい!」

 プツッ。

 ピロリロ……。

 「はい!」

 プツッ。

 ピ……。

 「はぁい!」

 プツッ。

 こうして俺は切られるだけの電話に出続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ