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SHORTで、俺。  作者: SIN
中学校 2年

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残念なデート

 ラブレターをくれた子と、付き合う事になった。

 ラブレターを貰うまでは全く接点がなかったと言うのに、好意を向けられると気になり始めるのだから凄い。

 始めのうちは並んで歩くだけでもお互い恥ずかしく、周囲に付き合っている事がばれないようにと気も使った。それが徐々に友達同士のように気軽に話せるようになって、歩く速度を合わせて歩けるようになると、少しだけ違和感を覚え始めてきた。

 これって付き合ってるとかではなく、友達付き合いの延長線じゃないだろうか?

 と。

 取り敢えずデートをしてみよう!

 金銭的な事や乗り物酔いなどの事も考え、導き出されたデート場所は、大阪城。乗り換えせずに京橋から歩いて大阪城まで向かう散歩デート。駅の近くには珈琲の美味しい喫茶店もあるから、帰りはそこで珈琲を飲もう。と、完璧に練りこまれたプラン……ではなかったようで、

 「こっから歩くん!?」

 と、まずは駅から歩こうとした所から拒否された。なので酔いませんようにと祈りつつ電車で大阪城公園前まで向かい……

 「疲れた」

 電車で移動してきて、目的地に着いた瞬間に疲れたと言われてしまった。

 地理に詳しくない俺では、近くに休めるような店があるのかも分からないし、ショッピングを楽しめるような場所があるのかも分からない。なので、

 「休憩しよっか」

 と、その場に留まる事しか出来ない。

 もちろんお互い無言で、そこから気分が盛り上がるような事も言えず、出来ず。疲れたのなら帰ろう。との最終結果に至ったのだった。

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