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SHORTで、俺。  作者: SIN
中学校 2年

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クラスメートから

 中学2年の1学期も半ばに差し掛かった頃だっただろうか、確かレクレーションがあったと思う。

 2泊3日?で、何処か山か川かに行ってキャンプをするとか、そんな感じの。

 何故こんなにもフワッとした記憶しかないのかと言えば、行っていないからに他ならない。

 初めから行きたくもなかったレクレーションの2日位前、都合良く風邪を引いた為に堂々と行かなくて済んでいた俺は、レクレーションに参加しない生徒が出席する自習授業も堂々と休む事にした。

 ユカちゃんの一件でカズマ以外のクラスメートに対して不信感しかない上に、担任や保険医に対しても同じ気持ちだったので、何があろうとも楽しめないと知っていたからだ。

 思い返してみれば、俺の「人間不信」はこの頃「人間嫌い」に代わっていたのだと思う。

 そんなレクレーションが終わって、更に何日か過ぎた頃、治らない風邪のせいで寝てばかりいた俺の元に1通の手紙が届けられた。

 誰かが届けに来たとかではなく、郵便で。

 誰からだろうか?と手紙を見てみれば、良く知っているけど見慣れない名前が4人分差出人として書かれていて、その手紙の中には1枚の絵葉書。そこには、早く元気になってね。学校で待ってるよ。的な、なんとも言えない白々しい文章が書かれていた。

 登校拒否と間違われていたのだろうか?

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