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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 高学年

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風呂

 セレブと聞いてまず初めに頭に浮かんだ事、それは泡風呂だった。

 家にはシャワーがないので泡風呂なんかにしたら大変な事になる。と言う後々の事すら考えられなかった俺は湯船に石鹸を投入した。

 バシャバシャと湯船の中で石鹸を両手で擦り合わせ、足で湯をかき混ぜて泡立たせようとした。

 もちろん、大失敗に終わった。

 なんとも言えない汚い色に白濁した湯を前にどうしようかと考え、今までの行動をなかった事にしようと湯を抜いた。少々垢で汚れたので手で擦って洗い流し、寒さに震えながら湯船に水を張っていた最中、色々と煩かったのだろう、様子を見に祖母が風呂の戸を開けてきた。

 「あんたなにやってんの」

 湯を抜いた事がばれるとまず間違いなく怒られるので、俺は半分ほど水の溜まった湯船の中に咄嗟に浸かり、

 「なんもない」

 と。

 あまりの寒さに慌てて追い炊きボタンを押し、温まるまでの30分ほどを湯船の中ですごした。

 これで怒られないだろうと風呂を出たのだが、

 「どんだけ風呂入ってんねん!」

 結局、怒られてしまった。

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