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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 中学年

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眼鏡

 視力検査がある日は憂鬱だった。

 右目は1・2程あって正常と言われるのだが、問題は左目。

 視力検査の電光板の、1番上のCすら見えないのだ。

 恐ろしくぼやけて文字なんて認識できるレベルじゃないし、物だって色位しか分からない。

 目の前にコ○コーラのペットボトルを出され、それを左目だけで認識しろと言われると、

 “赤色に白文字でなんか書いてる、黒い飲み物って事はコーラか”

 と言う脳内会議があって、そこでようやく答えが出る。

 見えない事が異常。

 見えない事は許されない事。

 そう感じていた俺は、視力検査の電光板を順番待ちしている間に脳に叩き入れていた。

 もうそれは視力検査ではなく、記憶力大会だった。

 恐ろしいまでに左右の視力が違う俺は、3D眼鏡をかけても物が立体に見えた事がないし、画面酔いすら起こしてしまう。

 それを見兼ねたのか、眼科に連れて行かれた。そこで受けた診断結果は乱視。それも生まれつきのもので、矯正は難しいとか即効で医者にさじを投げられた。

 生まれつきの乱視と言う事は、俺は物をまともに見た事がないと言う事だ。

 乱視用の眼鏡を手渡され、それをかけて学校に通う事になったのだが、俺はただ座って授業を受けているだけで眼鏡酔いしてしまったのだった。

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