メアリーの日常 序章
メアリー・・・
その名を聞くと美少女を思い浮かべると思う。だが、この『メアリーの日常』の主人公、メアリーは美少女なんかじゃない。そう、この物語ではデブでぼっちのメアリーなのだ!
メアリー
「はぁ、疲れた」
ある日のこと、私はいつもの道を歩いている。それも汗だらだらでノロノロと歩いている。
「あぁ・・・、アイス、アイス食べたい。」
そんなことを考えながら歩いている。そこに一人の少年がメアリーの後ろに立った。
「なにやってんだよ、このノロマ。まじ邪魔。」
「ぐっ、う、うるさい!」
こいつは私の兄貴。なぜかこの兄貴は私と違ってイケメンでなんでもできる奴なのだ。まさに少女漫画にでてくるイケメンな男。でも性格以外だけど。
そうと思っているうちに兄貴は私を置いてさっさと行ってしまった。
「うー、もうあんなところにいる。速いなー。」
私なんて、鈍感でノロいしデブだからあんなに速く歩けないんだけど。
「私は一体誰に似たんだ??」
私の家族はまぁ顔はいい感じの家族。だけど、なぜか私だけその遺伝子をもっていない、という・・・・。
「くっそぉ〜〜・・・」
そんな彼女の物語。