第7話 茶々と鬼神の魔法教室
「茶々と」
「鬼神の」
「「魔法教室!!」」
「はい!そこ拍手して!」
なんだこれは
俺はただ昼飯を食って魔術を教えてくれるって事で茶々の家に来たんだが
なんで鬼神と茶々が仲良くしてんだ
「てかどうして茶々に鬼神が見えるんだよ、俺にしか見えないんじゃなのかよ?」
「君から溢れる微小な私の魔力で幻を形成してるんだよ、簡単だぞ」
「簡単なのか?」
「イヤナニイッテルカサッパリ」
大丈夫かよこのコンビ
一人実力が追いついてないぞ
「気を取り直して始めようか」
「じゃまずは固有の魔術のことから!」
「今度はしっかりと説明しようか、茶々さんアレを!」
「はい!!」
そう言うと茶々は全速力でホワイトボードとペンを持ってきた
「ではまずはさっきの復習を少年、固有魔術とはなんだ?」
ペンを持てない鬼神の代わりに茶々がペンで俺のとこを指す
「その本人しか使えない特殊な魔法的なやつでしょ」
「ピンポーン!正解だよガックーでも〜」
「ただそれだけじゃないんだよ少年」
騒がしいコンビだ
あとちょっとムカつく
「キーアイテムが必要みたいな?」
「そうなんだそこだよ!固有魔法を使うには魔形っていうその人と強く根強くもにが必要なんだよね、アタシの場合はチョーカーだったよ」
「私は腕輪だったな、今は諸事情で保有していないが」
「保有してないってことは固有魔術は使えないの?」
「そういうことになる」
あの時の魔法は固有魔術じゃなかったのか
本当に力の底が見えないなこの人は
「話を戻すが一度魔形になった物はその人物の魔術で構築され、壊されたり無くなったりしなくなるんだ」
「例外もあるけど、壊れても本人の魔力で回復したり〜」
そういい茶々が自分のチョーカーを外し窓側に投げた
その後すぐ茶々があげた手に応じるようにチョーカーが手元に戻ってきた
「離れててもすぐ手元に戻ってくるんだよ〜」
「便利だな、俺魔形がイヤホンだったらよかったわ」
「なぜだ少年、心臓が魔形じゃいやなのか?」
「ガックーは中学時代にイヤホンを4回なくしてるんだよ〜、なんならアタシが誕生日にあげたイヤホンなんて二週間でなくしたからね……」
「ん?心臓?」
キョトンとした顔で茶々は鬼神の方をみる
その後すぐ何に気づいたようで顔面蒼白でこちらを見てきた
……あーそういうことか
「俺の魔形、多分心臓」
「心臓??ガックーの心臓に??魔力的価値??ガックーってゴーレムだったりするの??」
「そんなことないよ、ただ最近俺の心臓は400年間生きている魔術師のオーダーメイドに機種変したってだけだよ」
茶々の隣で鬼神が私が作りましたと言わんばかりの笑顔をしている
もちろん茶々はドン引きしている
「ままままま魔術協会の話をしとこっか」
茶々の呂律が回っていない
それに強引に話をそらしたな
「魔術協会?そんなものがあるのか?」
「鬼神ちゃんが知らないのも無理ないのかも最近できたものだし」
「んでその魔術協会ってのはなんなの?」
「魔術協会ってのはね魔術師の支援、魔術の研究、魔道具に管理とかをしている協会だよ
で!なんと!実は私も魔術協会のメンバーなんだよね、しかもレベル3!」
「知らない協会の知らない指標の自慢されたとて」
「いや結構すっごいんだよ、レベルは1〜7あって数字が大きくなって行くごとに強くなって行くの
それにアタシは最年少のレベル3だよ!」
「英検でいうと何級くらい?」
「え?多分2級くらいじゃない?」
「すっっご、それは尊敬できるわ」
「すごいのか少年?」
「いやめっちゃすごいよ、俺英検2級2回落ちてるもん」
そう俺は英検に2級に2回落ちている
ライティングとか無理じゃないのあれ?
「ちなみにレベル7は世界に3人しかいないんだよ」
「へぇー、一級ってそんなに難しいのか」
「英検の話じゃないよ、それでレベル7の3人の話ね
1人目は魔術協会が誇る人類最強の固有魔術を持つ魔術師【龍ヶ崎豪】
2人目は魔術本場イギリスの魔術師で最高の魔力出力を誇る【ベルベット・クロックタワー】」
茶々はウッキウッキで話しているが余りに話が頭に入んない
俺自身あまりにも話が現実離れしていてまだそれを受け止め切れてない
はやく昼飯が食べたい
お腹空いた…
「そして3人目は…知らないんだよね」
「知らない?教えられてないとか?」
「そんなかんじ、存在自体は明かされてるんだけどその詳細とかは機密事項らしくて一切不明もはや都市伝説だよ」
「もしかしてあんただったりして」
「私なわけないだろ、魔術協会なんて私が外にいるときはなかったからな」
こいつをレベルで評価するときはレベル何なんだろう?
未知数過ぎて0とか出たりして
「はいはい!ここで報告!」
急にぴょんぴょんと飛んで茶々が話を遮ってくる
「アタシたちの高校私立桜ヶ丘学園はなんと魔術協会認定の学校なんです」
「だから?」
「ここを拠点に街の視察や任務などをすることを協会から直々にアタシに命じられてます!」
あれ
なんかすっごい嫌な予感が
「流石に最年少のレベル3とはいえアタシ1人には荷が重いなーって」
茶々がこういうテンションだったときはろくでもないことだと相場が決まっている
「手伝ってくれないガックー?」
茶々の笑顔が悪魔の微笑みに見える
「お誘いは嬉しいけど俺なんかが力になんないって」
「ガックーには鬼神ちゃんがいるでしょ、なら無問題だよね」
「鬼神はちょっと今色々あって入れ替えができなかったり」
「それに関しては少年が私の作った心臓を魔形にしてくれたおかげで魂の定着がだいぶ進んだから問題はないぞ」
八方塞がり
あとは言わんでもわかるやろ
詰みや、死ぬで俺
「楽しそうじゃないか少年」
このまま断ってもどのみち面倒臭い事になるだろう
それに面倒臭いそうではあるが…
それ以上に魔術に、新しい世界に興味がある
もうちょっと付き合うのも悪くないかもな
「まっこのまま何言ってもどうせ巻き込まれるんだろ、いいぜやってやんよ」
「そうこなくっちゃガックー!」




