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4話 再開

「私立桜ヶ丘学園」

受験勉強はそれなりに頑張った

普段は苦手でやらない数学ですら死ぬ気で勉強をした

それくらいこの高校には夢があった

俺の読みたい本がここにはいっぱいある

中学では色々な人間に振り回されたり、受験勉強などで俺の理想の中学生活は歩めなかった。

中学では歩めなかった、透き通った蒼い学校生活を楽しむ筈だった


 「え、アレ?アレアレアレ」


突然後ろから誰かが駆け寄ってくる


 「え!ガックーじゃん」


その声を聞いた途端

冷や汗、動悸、過呼吸、悪寒、体の震えが止まらなくなった


 「どうした!急にブルブル震えて、さては私に会えて感動で泣いてるんだろ」


彼女手が俺の肩に乗った時

俺は更に絶望を感じた


 「ひ、ひひひ人違いだととっとおもももいますよ、ぼぼぼくは星新一ででですよ」


 「そんな文豪がこの学校にいるわけないだろ、全く面白いな〜ガックーは」


大笑いをしながら俺の肩を叩き続ける


 「この茶々様がきたからには、ガックーの学校生活に退屈という文字はなくなるぞ!ハハハハハ」


猫又茶々

同じ中学の友人

運動神経と勘がずば抜けていい野生児だが…

性格は見ての通りガキ大将気質で他人のことを考えずに自分の中心に行動する

中学ではこいつに振り回されまくっていた


 「で、何組だったよ」


 「3組だったけど」


 「え!え!アタシもだよ!マッジで運命なんじゃねーの」


 「げっ」


 「げってなんだよ」


神様はいっつも俺の味方をしてくれないみたいだ

まぁこいつも悪いやつではないしまだ不良に絡まれるよりかはマシかな

そう思い俺は講堂に足を進めていた


 「なぁガックーは入学課題やった?」


 「当たり前だろ、え、やってないとかないよな」


 「アタシヲナメンナヨ、数学以外は半分くらいやってやったぜ」


 「それはやってないっていうんだよ」


 「暇そうなガックーとは違ってアタシは忙しかったんだよ春休みはさ、友達と遊んだり、ベットでゴロゴロしたり、ゲームしたり」


 「入学初日から内申点ゴッソリいかれそー、これは推薦消えるなー」


 「おい!おまえ!縁起でもないこというなよ!」


明るい日差しが差し込む渡り廊下

久々の他愛ない会話

こういう日常が春休みの出来事を夢のように思わせてくれる


 「なぁなぁ、ガックー?」


 「ん?宿題は見せないぞ」


 「いやそれは今どうでもいいだ」


なんかこいつピリピリしてんな

内申点消えるのがそんなに怖いのか?


 「君はいつからそんなに悍ましくなったんだ?」


長い長い渡り廊下

俺と茶々しかいない空間にその言葉は漂う


 「顔を見るまでガックーて確信できなかったよ、よく知っている背中と君の雰囲気が合致しなかった」


 「雰囲気って電波系かよ、見間違えじゃないのかよ」


「アタシは眼がいいんだそんなチンケな嘘では誤魔化せないよ」


和やかな日の光

しかしこの場の空気は張り詰めている


 「いつだ?いつ魔術師になった?」


茶々からその単語が出てきた時、俺は驚きを隠せなかった


 「なんでそれを」


やばい反応しちゃった


 「反応したってことはそういうことだよね青霧楽くん、いやアンタは誰だ」

 

 「誰だって俺は青霧」


 「私は鬼神だよ」


長い長い渡り廊下

茶々と俺しかいなかったその場に現れた俺によく似た幻影


 「初めましてだね茶々さん」


突然茶々が凄まじい反応速度で後方にいる鬼神の喉元に拳を向ける


 「すっごいスピードだね、でも残念私は今は幻なんだよね」


 「んなこと聞いてねぇよ、誰だよアンタは」


目の前にいる中学時代からの友人は

別人のように見たことない表情で鬼神に語りかける


 「ムカつくんだよ、友達のガワ被ってる奴が好き勝手すんの」


 「楽に何した」


 「違くて、そいつは」


 「なぁ講堂ってこっちだっけ」


 「たしかそうじゃないっけ?」


誰かが来た

そのおかげで茶々の意識が一瞬別方向に向いた


 「誰かいるじゃん聞いてみようぜ」


茶々が別の方をみた一瞬の隙に俺は講堂に走り出した


 「逃げてよかったのかい?ややこしくなるよきっと」


 「元はと言えばお前が招いた種だろ、あとで説明するよ…多分」






 「あのー講堂って」


 「はぁーーーーーーマジで君達さぁ!タイミングってもんがあるとは思わないか!?」


 「え?なんの話ですか?タイミング?」


 「あーーーーーー面倒臭いな本当に………講堂はあっち行って右だよ」


 「そっちは僕たちが来た方向です」

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