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神様わたしの星作り_chapter One【短編・完結済み】  作者: 草壁なつ帆
天地創造
20/21

20.孤高の天才……その後



コトノギはくる日もくる日も工房にこもりきり。ひたすら物作りに徹しておりました。


その間まわりのゾンビさんたちは、様々な文化を構築していき社会を築き上げているのです。


コトノギだけは世間から取り残された男ゾンビだったのでした。技術は凄いけれど、次第に変わり者と言われて工房を覗きに来る足も止みました。







しかしそんな中、ひとりだけ通い続ける女性ゾンビがいます。隠れ小屋の扉からコトノギをうっとり覗く目。それは度々現れるリビアでした。


リビアは偏差値の高い異性を見分けるのが得意だと見えます。実験や発明品よりも、ただ一心にコトノギだけを見つめておりました。







そして色仕掛けをかけます。

衣服をチラチラさせて魅惑するのです。


コトノギはそんなリビアを一瞥。美しいと思ったのか、手元の釘を地面にばらまくという彼ならぬ動揺がうかがえました。


彼女の誘惑は私からしてみれば「呪い」

今のところ百発百中です。必ず狙った男の子供を孕むことになります。


例外無くコトノギとも良い感じに。このまま夫婦になるのかと、つまらない思いをしていた私。


でも翌朝になれば覆されました。







人気の無かった工房で何やら騒ぎになっていると発見します。それはどうやらコトノギが突然姿を消したらしいのです。


彼の行動は誰も見ておりません。私も。

おそらく夜のうちにどこかへ行ってしまったのです。


ですが私は神様なのでコトノギを探し出せました。


コトノギは工房から遠く離れた砂漠の地に穴を掘り、岩盤の中に閉じこもってしまったのです。







それから彼はずいぶんと長い間、姿を現しませんでした。


時がきて、私がコトノギを久しく見たのは、それから幾千年もの時間が過ぎた後のこと……。

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