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神様わたしの星作り_chapter One【短編・完結済み】  作者: 草壁なつ帆
天地創造
18/21

18.サボテン登頂団……その後



サボテンの頂上まであともう少しというところ。


頂上付近は風が強くて、テアとメリックは互いに手を繋いで耐えています。


私が風を止ませてあげても良いんですけど、間違ってまた嵐にしちゃうと可哀想だから何もしません。


もう何もしない神って誓ってますしね。







勝負師のテア。勉強家のメリック。二人は毎日一緒に走りながら、互いの合わない価値観にヤキモキしていました。


ただひとつ。この(サボテン)を登ってみたいという気持ちだけは同じシンパシーを感じたみたいです。


勝負師として山にも己にも勝つ。

勉強家として知らないことを体験する。


それがついに成し遂げられる瞬間でした。







二人はこの星の最も高い場所で座ります。


そこで半年間ほど太陽と月が巡るのを眺めていました。


地上には家々とゾンビさんたちがいます。


彼らは今だけ、特別な達成感を味わっていることでしょう。






テアとメリックの挑戦は、オソードという弟子のゾンビ少年によって記録されました。


はじめての物語として多く広がり、壁画にもなりました。


二人の絆はゾンビさんたちの憧れになり、争いとは逆の平和の象徴として目指す指針にしたのです。







次は丸サボテンに登ると決めた登頂団。

そっちは黄色の花を付けるサボテン。体に悪そうな気体を出している方です。


しかし新たなロマンを求める登頂団には、どんな危険で未知なものも邪魔になりません。


きっとまた素敵な物語をつくることでしょう。

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