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売れない地下アイドル、転生す  作者: ぷぃなつ
19/623

19 部屋の増築しちゃいました

 カラオケ大会も終わり、私がその余韻よいんひたっているとコックピットもとい、コンソールのモニタの方から"カロロ~ン"という音がした。

 見てみると、画面に文字が表示されていた。

「ん? メールではないな。」



【お知らせ】

 オーナーポイントが1,478,690P貯まりました。

 ボカロポイントが64,200P貯まりました。


 ※ポイントについての詳細【ここをクリック】



「ん? ポイントとは。」

 私は詳細をクリックした。



【ポイントについて】

 ポイントを使って様々なアイテムやスキル等と交換することができます。

 クラスによっては交換できないものもありますのでご注意ください。


【オーナーポイント】

 オーナー様が使えるポイントです。

 あなたのボーカロイドをより素敵にするアイテムやスキル等と交換できます。

 ※交換アイテムについての詳細【ここをクリック】


【ボカロポイント】

 ボーカロイドのあなたが自由に使えるポイントです。

 レベルアップでもっとオーナー様やファンの皆様を喜ばせましょう。

 ※交換アイテムについての詳細【ここをクリック】



 ボカロポイントは私が使っていいみたいね。

 どれどれ、どんなのがあるのかな?

 私は『交換アイテムについての詳細』をクリックした。



【ボカロポイントの交換可能アイテム】

 カテゴリーを選択してください

 ・部屋

 ・家具

 ・衣装

 ・小物

 ・おしゃれ

 ・情報

 ・表示

 ・便利

 ・その他



「じゃあ取り敢えず上から行きますか。」

 私は『部屋』にポインタを合わせてクリックした。


 どうやら、こことは別の新しい部屋が作れるらしい。

 モニターにはこの部屋の図面が表れ、新たな部屋の大きさやドアの位置を指定できる様になっている。


「CAD仕様か。すごいね。」

 私は今の部屋(12畳ほど)の右隣りに新しい部屋を作ることにした。

 縦はこの部屋と同じ長さで横はこの部屋の3倍近くある様な長方形を描いた。


 ドアについては『自動』をクリックすると適当なサイズのものが図面に表示された。

 壁の色や照明についてはこの部屋と同じにしておいた。


『確認』をクリックすると使用するポイントが表示された。

「え? たったの150ポイントでいいのか。」

 私は早速『確定』をクリックした。


 すると、何の音もたてることなく一瞬でドアが表れた……らしい。

 つまり気付いたらもうドアがあったのだ。


 私がそのドアを開くと、正にこの部屋をそのまま3倍に大きくした部屋がそこに広がっていた。

「おぉ。何も無いからやたら広く感じる。」

 このスペースを見て家具的なものを置きたくならない人は恐らくいないだろう。(いたらごめん。)


 結局その部屋の他に12畳の部屋を2つも作ってしまった。

 場所は図面で最初の部屋【モニタールーム】の左側と下側。


 左側は寝室。寝なくても大丈夫だけど。

 下側は衣裳部屋。アクセサリーなんかも置いちゃうよ!


 右の大きな部屋は居間にした。ソファやテレビ、カウンターなんかもついている。

 まぁ、『自動』から項目を適当に選択したら勝手にデザインしてくれたんだけどね。


 後、『表示』→『可視化』→『AI』というのがあったので説明を読んでみた。

 どうやらAIの擬人化・擬態化ができるみたいだった。

「ま、山本で実験してみるか。」

 私は『完了』をクリックした。


 全部で500ポイントを使用した。

「残りのポイントは……64,700Pって増えてるやないの! なんで?」


 モニタに表示された『ポイント交換完了のお知らせ』の下の方に

『初めてポイント交換を済ませたあなたに1,000Pプレゼント!』とあった。

 嬉しいお知らせ来た!


「何か無駄遣いしちゃいそうだな。いざって時の為にある程度は貯めておこう。」

 居間のソファーでくつろぎながら私は紅茶をたしなんだ。

「お、うめぇよこれ。」

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