少し怪しい第三十六話?
えー、すみませんでした。
ゴールデンウィークとか思いっきり旅行行ったりしてしまた。
今度はもっと早く投稿します。絶対に
十傑会議が終わってすぐ、聖、バレオ、ピユルド、レイネの四人は我進門の本山で今後の作戦をねっていた。
「セイ、イザベラの件についてなんだか本当に何かの間違えじゃないのか?」
バレオが聖に尋ねると他の二人も真剣な表情になって返答を待った。
というのも、今回の魔狼の件でイザベラで本当に神格の復活と降臨が行われていたとするならば、アルベルトが降臨した神格を倒したどうこう以前に復活の過程で生贄が必要となりイザベラの住民達が生きているはずがないのである。この事から神格の復活はなかったという事になる。しかし、バレオは少しだけ嫌な予感がした為また話を掘り返した。
「アレは使徒とかそういうレベルのものじゃない。これまでに数柱の神格を見た事があるから間違いない。」
「じゃが、そうすると生贄はどう説明する?それにグリファーサルによる記憶操作なども考えねばならん。」
ピユルドの問いにより少しの沈黙が起こったが、レイネが少し尻込みしながら手を挙げ、話し始めた。
「後者に関してはグリファーサルの聖域で格段に難易度が下がります。神域でないにしても聖なる場所であるならば神の権能の行使に制約は殆どない筈ですし、降臨や権限も比較的に小規模で済みます。教会が式典などで神を依代に降ろす方法なら更に簡単に行えます。」
「それは俺にでも分かる。降臨などに関してはまだ説明可能だが前提条件として神格が復活していないといけない。これには相当数の生贄が必要だ。」
そうした議論が暫く続いたが、議論の終わりはとてもあっさりとしたものだった。
「いや、侵略者達がイザベラの市民を生贄にしようとしていただけで生贄はイザベラ市民である必要はあるのか?」
聖が徐にそう言った。
「それはどう意味だ?」
「いや、再臨の生贄の対象者はイザベラ市民と言うよりかは儀式範囲にいるもの達だろう?つまりは儀式範囲内に再臨をさせるだけの生贄が有りさえすればそれでいい。他にイザベラに生贄がいるならそれでもいいと言う事だろう?」
だが、そんな事は誰であっても思い付く。何と言っても現世で最強の魔術師 グリファーサルがその場にいたのだ。儀式に細工をして用意した生贄を使い再臨させる事は可能である。しかし、それは可能であると言うだけだ。
「確かにそうする事は可能ではあるがそれにメリットが無い。侵略者達は魔狼を使って上級の傭兵達を集めて儀式を行った。しもし、それを他のもので代用するならばそれこそ神格の一部などが必要になってくる。それならいっその事イザベラ市民を使うのがいいであろう?それに攪乱だとして結局滅したので有れば何も残らないではないか。」
聖はあの時の事を思い出そうと必死になっていたがどうにも肝心なところで記憶が上手く呼び起こされなかった。
そうして議論は進まずバレオはレイネと一緒に教会に行く事となり、聖とピユルドは本山で門徒達の指導と自身の修練に力を入れていたが、一ヶ月程すると聖は本山から数キロ離れた所にある巨大洞窟の中に閉じこもって修練をする様になりいつの間にか半年が経っていた。
「公武は予定では二週間で出てくる予定でしたが大丈夫でしょうか?」
洞窟の入り口が見える所にある修練場で門徒の一人がそんな事を漏らす。
「セイ師弟なら心配いらないでしょう。何と言ってもあの人は異界からの使徒なのですよ。ただ、そろそろ出てきてもいい頃合いだと私も思いますね。我々にも余裕がありませんし。」
そう言うのは公武の一人 佳嶺剣 ドドレである。彼女は現在、本山に残る六人の公武の内の一人である。四ヶ月前、十傑と十三王の戦いが本格化し現在は世界の国々を二分し各地で戦争が起こっていた。天武 ピユルド含め四人の公武は門徒の2割を連れて全線で戦っていた。
他の門徒も一部は都市、村落などの防衛や俗家の支援に派遣されていた。
「やはり、一度洞窟の中に入って安否を確認するべきではありませんか?万が一があります。最後に安否が確認されたのが一ヶ月前、天武がお帰りになった時です。もしも、魔力暴走などを起こしていたら大変な事になってしまいます。」
「そうしたくても天武の命で洞窟には誰近づけない様にと言われていますしね。取り敢えず訓練は一旦終わりにして夕食でも取りに行きましょうか。来週、数日後にまた天武がお戻りになるのでその時までは無事をお祈りしておきましょう。」
そう言った後、ドドレは周りにいた他の門徒に指示を出し半分の門徒は先に返して、自分達は洞窟の見張りの交代役が来る迄待つ事にした。しかし、予定の時間になっても十五分前行動を厳守する筈の我進門の門徒達が来ない為全員に警戒する様に指示を出した次の瞬間、右から気配を感じ先制攻撃を仕掛けた。
「截空」
その一撃は一見すると何も切ってない様に見えたが、気配のした一体は一呼吸置いた後、地面から五尺程の高さからゆっくりとズレていき大きな音を立てて分離した上の部分が倒れた。
「全員、5人1組に戦闘態勢!一人は準成武が入りこれからの各組の指揮を取る様に!」
門徒達が指示に従い五人組を作ろうとするが、正面、左右から飛び道具が飛んできた。
正面に関してはドドレが全て弾き飛ばしたが、若い門徒達が多かった右側は何人かが急所を突かれ崩れ落ちた。
「私を含めた六人は右側に回れ!正面は公武に任せて左右を何としてでも守るんだ!」
成武の一人が指示を出し直ぐに陣形が整えられ二回目の攻撃は死傷者が出る事はなかった。
「この攻撃はエルフの弓技が組み込まれている。さてはアベルの部下達であろう!武器を捨て降伏するのであれば命の保障はしよう。」
ドドレはそう言うと魔力を解放して剣を構えた。剣に纏われた魔力は柔らかくも力強く、空気の流れに魔力が揺らされながらも散る事は無く燃えがる炎の様であった。
「我進門 柔重派 燕流剣 ドドレ。魔力量は少ないものの独特の魔力を運用方によってそれをカバーし大陸十傑に成り上がった天才。流石だな。」
そんな事を言いながら斬られた木々と森との際から一人のエルフが現れた。
そのエルフは数秒ドドレを観察すると徐に背負っている矢に手を掛けたかと思うと二人の間に衝撃はが発生した。
「公武!」
成武、準成武は辛うじて何が起こったか認識出来ており一気に緊張が走った。
「静明と玲香は聖公武を起こしに行け!正直、私でも勝てるかどうか怪しい。他の者は全員気を引き締めろ!敵の数は我々よりも少し劣るがあっちは準成武並の奴が10人いる。」
指示を受けた二人が洞窟に向かって走ると三方向から敵が飛び出して来て一瞬にして混戦状態になった。
「雲流」
ドドレは前方に鋭い斬撃を複数放って敵の数を削った。エルフの弓使いの攻撃はドドレ以外に防ぎ切る事が出来ない為、味方を狙われる前に自分に攻撃を向けさせようと強行手段を取った。
「公武ともあろう者が雑魚狩りとはな。」
エルフは軽くドドレを挑発するが彼女はそんな事を気にせずに風の流れの様に敵を斬撃で切り刻んでいく。
エルフは少し焦ったのか少し力を込めて矢を一本放った後、上空に無数の魔力の矢を放った。
「残念ですが、その程度の矢を放つくらいならもっと私に集中すべきです。」
ドドレはそう言うとエルフとの間合いを即座に詰めた。エルフは急いで矢を放ったがドドレはそのまま突っ込んで行き左腕、右腕、首の順番に切り落とし刀に付いた血を振り払うと直ぐに後ろを振り向く。
「抜っけッグハァ!」
「今のうちに少しでも数を減らせ!」
そこでは我進門の門徒達が何人も倒れてた。
さっきの攻撃を防げば隙を突かれて私がやられていたかも知れませんが、それでも、、、
「等活 刀輪」
ドドレはそんな事を思いながら刀を勢いよく天に振り上げると地面から煉獄の炎が、そして上げた刀を振り下ろすと幾千もの刃の雨が敵を瞬く間に断罪した。
「全員聞け、現在我進門は敵勢力から攻撃を受けている!この二人がセイの元に向かって少し経つが彼等が戻ってこないという事は恐らく彼は壁を越えようとして近づけずにいるのでしょう。私は今から洞窟の中に向かって彼を連れて来ます。これまで命を賭けて入り口を守りなさい。」
「「はい!」」
そうして、ドドレが中に入って少し経つと森からゾロゾロとアンデットが彷徨い出て来た。
大体は一般人でも数人いれば制圧出来る程度であるが、4体程星10以上の怪物も混ざっていた。
「全員剣を抜け!私と明健、明敏、趙傑とその弟子は三人一組で四体を倒すし、他の者達は最低でも我々が倒し終えるまで踏ん張るんだ!」
成武 セサミはそう指示を出すと即座に抜剣を放って正面の一掃すると師弟や弟子達と敵陣に突っ込んでいった。
ドドレvsアルバス(エルフ)の補足
正直、純粋なパワー?ドラゴンボールで言う戦闘力的なのはそんなに変わりません。
ただ、アルバスはグリファーサルによって改造されて強くなったので実戦経験などは少なく力量差と情に厚い我進門のしかも公武がまさか仲間を見捨てると思わなかった為、後ろの門徒達に無数の矢を放ちそれをドドレが防ぐ一瞬の隙を狙おうとしましたが読みが外れたのであっさり死にました。
ドドレがもしも終始門徒を庇いなが戦ってたら負けてました。




