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修行中の第三十三話

 どうも、月夜です。

 何か書こうと思ったけど忘れたました。

 思い出したら次の更新の時に書きます。 

      終戦から一ヶ月後


「七辿跡剣 頂きからの佳景」


 聖が放ったのその一撃は十三王の拠点を吹き飛ばした。

 聖は剣を収めて深呼吸していると後ろからベルドが近づいてくる。


「聖、少し飛ばし過ぎた。終戦した次の日から片っ端から星9以上依頼を取って、、、この後も直ぐにデュラハン討伐もあるんだから余力を残しておけ。」


 ベルドが言う通り聖は終戦後、グリファーサルとの力の差を埋めるべく大陸中の組合を回って高難易度の依頼をこなしていた。

 盗賊から魔物、悪魔などとにかく倒して倒しまくっている。

 今終えた依頼は危険区域での行方不明者の捜索依頼であり、元々は星8依頼だったが星8の傭兵達が調査に行ったっきり同じく消息を絶ったため星10依頼になっていた。

 調査を進めていくとグリファーサルが絡んでいる事が分かり、先程は傀儡が何体か保管されていた拠点を消した場したところだった。

 因みに、ベルドがいるのは人数規定がある依頼を受けるからと連れ去られ、その依頼が終わっても「誰か手伝いがいた方が楽だから」と連れまわされているからだ。


「これぐらいなら問題ない。それより早くファーマ教会跡でデュラハンを倒してマファリア共和国に入らないと。」


 聖はそう言うとアルドに用意してもらった火竜に乗り、ベルドも渋々後に続く。




 マファリア共和国 組合イザベラ支部



 急いでもらったお陰で随分早く着いたな。

 まあ、言うても日はしずんでいるから早く新しい依頼を受けて物資などを買い込まないとな。


 聖はそう思いだがなら組合の扉を開けた。

 すると、夜なのに酒を飲んでる傭兵はおらず、職員達も慌しくしていた。


「あれ?随分と重い雰囲気だが上位種でも出たのか?」


「さあな、聞いてみればいいだけの事だ。」


 聖はそう言うとカウンターに向かい、ベルドもそれについていく。


「依頼達成の報告をしに来た。他の支部で受けたものだから処理が面倒だと思うがお願いしたい。後、様子が少し変だか何があったか教えてもらえるか?」


 聖がそう言い依頼書の束とマジックバックをカウンター、ライセンスをに置く。

 職員は初めは少し嫌そうな顔をしながらもライセンスを見ると驚きのあまり座っていた椅子をひっくり返して転けた。

 職員の1人がそれを見て何だ何だとよってきてライセンスを見ると今度は数秒固まり我に帰ると直ぐに頭を下げていた。


「聖様、事度はイザベラ支部にお越しいただきありがとうございます。」


 職員の一言はそこまで大きな声で言わなかったが、何故か周りはそれを聞き付けてあっという間に距離は少しあるものの周りには人が人が集まり2人を凝視しはじめる。


「依頼報酬などの処理には少し時間がかかりますのでこの間にイザベラ近郊の状態について奥でお話いまします。どうぞこちらに」


 職員はそう言いながら扉へと促し、聖はベルドに目配せをして2人で奥に入っていった。

 聖達は応接間に通されそこ少し待っていると、光り輝くスキンヘッドの男が入ってきた。


「聖様、ベルド様、本日は傭兵組合イザベラ支部にお越し頂きありがとうございます。私は支部長のアッセル・イドラと申します。」


「奥に通されて支部長まで出てきたとなるとイザベラ近郊でダンジョンブレイクかスタンピードでも起きそうなのか?」


 聖がそう問い掛けるとアッセルは頷いて状況を述べはじめた。

 内容は現在、イザベラの近くでは推定で星12の狼の魔物(以下、イザベラの魔狼、魔狼)が他の魔物を引き連れて近隣の村落などを壊滅させて回っているそうで、討伐隊を編成する事を決めて近場の星12をはじめとした幾つかの傭兵パーティーなどを呼んだそうだが、三日前、討伐隊参加の為にイザベラに向かっていた星9の3パーティー計11人が魔狼と接触し、全滅しほぼ同時刻に星12パーティーの一つが別個体と思われる魔狼と遭遇し撃退に成功した。しかし、星12の魔狼が最低二体はいる事から星13以上の魔物がいる事が予想された為再編の最中であると言うものであった。


「状況は理解したしアッセル支部長の言いたい事も何となく把握しているつもりだ。私達は1週間余裕を持って依頼をこなして回っているから四日くらいなら滞在しても問題ない。だからなるべく早く再編をお願いする。」


 聖がそう言うとアッセルは安堵したようで頭と同じくらい目も輝かせてながら礼を言った。


「ありがとうございます。再編については明日中に話を纏めてご報告させて頂きますので宿の場所を教えて頂けますか?」


「宿は今から取ろうと思っていた。無理そうなら教会で少し休ませてもらおうと思っていた。」


「それでしたら組合の方で手配いたしますので今日はそちらにお泊り下さい。依頼処理が終わりましたらここに職員が呼びに参りますので暫くお待ちください。」


「いや、酒場で討伐隊のメンバーと少しでも顔を合わせておきたいから終わったらそっちに来てくれ。」


「分かりました。手配が終わりましたら職員がお知らせいたします。」


 聖達はそうして来た道をたどって酒場に出た。

 先程集まっていた傭兵達は入ってきた時の様に各々テーブルについていたが、明らかに先ほどよりかは雰囲気が明るかった。

 聖はまずはどのテーブルから回ろうかと考えて辺りを見回していると入り口のドアが勢いよく開けられた。

 そこには身長が190程のガッチリとした体格の白銀のフルプレートを装備した女が立っていた。


「セイ!」


 女はそう叫ぶとドンドンと足音をたてながら聖にタックルをかまし、聖はそれを見事に正面から受け止めた。


「組合にいると聞いて半信半疑で来てみればまさか本当にいるなんて!こうして話すのはかなり久しぶりですね。リョウレンの時はすれ違うくらいだったし。あれ?!ベルドもいるじゃない。お前がアースト連邦から出るなんて珍しいわね。」


「ローズ、久しぶりだな。元気そうで何よりだ。支部長に討伐参加者リストを見せてもらった時に名前を見つけて会えるのを楽しみにしていたよ。」


 聖がそう言うとローズと言われた女は顔を赤くして聖を強く抱きしめた。

 彼女はマファリア共和国を代表する傭兵団 アリエッタの剣 二番隊副隊長 ローズ・オリエントといい、巷では冥府の騎士と言われている。


「リストを見たと言う事は支援要請を受けたのはセイだったのか?!随分と遠かっただろう?よく2日でこれたな。」


「いや、リョウレンとやった後は各地を回って星10以上を潰して回ってたんだ。今日はその達成報告をしにきたんだが支部長に頼まれて協力する事にしたんだ。そう言えば、魔狼と交戦したパーティーがいるらしいが情報を知っていたら教えて欲しい。」


 聖がそう言うとローズは少し険しい顔をした。


「アッセルから聞いたかもしれんが魔狼と撃退したのは七侠客で、やられたのは紅練、三雄士、ハーレだ。七侠客の話では陰を操る?感じだそうよ。」


「陰を?それはどんな感じにだ?」


 聖が首をかしげながらそう言うと、ローズは氷の魔法で人形を作って説明をはじめた。


「まず、あいつは一体の魔物と言うよりも実体と陰の二体で一組って感じでそれぞれが独立して動くってオリバー(七侠客のリーダー)がいってたわ。」


「そういう魔物ならいない事はないだろう。他にはどんな能力があるんだ?」


 ローズは指を三本立てた手を聖の前に突き出して順番にそれを折っていく。


「現状分かってる能力は三つ。一つは今言った能力で陰は本体と同程度の力を持ち、陰に潜る事が出来て、自分の陰に潜られると動けなくなるらしいわ。」


「潜られても動けなくなるだけなくのか?自分の陰を攻撃されるとどうとかは?」


「無いが残り二つが厄介なんだ。二つ目の能力は他の陰、モンスター、人間を操って攻撃してくるというものよ。こいつらも陰に潜る事が出来て動きを阻害してくるらしいわ。恐らくだが、この陰は魔狼に殺され、ネクロマンサーがする様に操られているわ。」


 ここ迄の話を聞き、聖は真っ先にグリファーサルの事を思い浮かべたが、何か違和感を覚えながら話の続きを聞いた。


「次に三つ目が七侠客の話ではこれは陰が本体の陰として存在している時、つまりは本体と陰の動きが連動している時のみに確認された能力で、本体の陰の状態の陰が何かの陰に攻撃すると本体が陰のダメージを受ける。これはその陰が何の影であったとしてもね。」


「凄い出鱈目な能力を持っているな。」


 聖はそう言いながら自分が戦う時にどうするかと悩んでいると、ローズが簡単だけど中々思い付かない対策があると言い出した。


「実はこれ、インビジブルを常時使い続ければ普通に無効化できるわ。単純な物理攻撃だけに気を付ければなんとかなる事を七侠客が発見し少し恐怖心は和らげられたわ。」


「え?あの魔法で?!」


 対策を一緒に聞いていたベルドが驚いた様子でそう言った。

 インビジブルは光魔法では中級に分類されているが、上級レベルの魔力操作が求められる為、上級の入門魔法もと言われている。

 姿を消せると聞くと一見強そうだが、維持には常に魔力を使い続けないといけず、その時にどうしても魔力が漏れてしまったりして簡単にバレてしまう。

 魔力の漏れも完全に隠すとなると星10以上の実力が必要となってくる為殆ど使われる事はない。


「ええ、複数人に透明化魔法をかけるのは少し大変だが、そうでもしないとアッと言う間にやられてしまう。現時点ではこれが魔狼の一番の対策よ。まあ、現状分かってる事はこれくらいかしら?丁度、職員さんも来たみたいだし今日はこれで」


 ローズは大まかな説明を終え、軽く指を鳴らすと氷の人形は壊れた。


「ローズ、ありがとう。また明日会おう。」


 そうして軽く挨拶を終わらせると先程から側で待っていた職員が話しかけてくる。


「セイ様、ベルド様、お話中にお邪魔してしまい申し訳ありません。」


「いや、丁度タイミングだ。それで達成処理と宿舎の方は?」


「はい、内容省略で星9が3つ、星11が1つ、計4個の依頼達成を確認いたしました。達成確認依頼、報酬などの詳細はこちらの紙に記載してありますので確認とサインをお願いします。」


 聖はそう言われて差し出された紙にサインをし、達成証明書を受け取った。


「宿舎についてですが、組合と連帯している7星ホテル(ホテルは7段階のグレードに分かれてる) テルミットの部屋取れました。こちらが地図で詳細についてはホテルでご確認をお願いします。」

 

「ありがとう。夜分に騒がせてしまってすまなかった。支部長にも伝えておいてくれ。」


 こうして2人はイザベラでの幕を閉じた。


 

 次の更新は多分9月の今くらいか、10月になると思います。

 その分、一話の文章量は少し増えると思います。

 以上

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