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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

覚醒~変異~

作者:彦麿呂
 『うっふふ』


 摩耶が笑みを洩らした。



 「な、何が可笑しい!」


 LUCAが気色ばんだような表情をした。



 「バラバラにして犬の餌にしようが、現実世界のあたしは無傷よ。なので恐怖感は半減するわよ」



 「そう思うなら、今から体験させてやる。夢魔地獄の凄さをな」


 『ガチャガチャ』
 『グゥッイン』


 電動ノコギリとフォークが小刻みに踊っている。



 LUCAが胸前で押し開いていた両手を、地面に叩きつけるように振り下ろした。


 フォークと電動ノコギリが、摩耶を目指して突進する。




 摩耶は冷静にフォークと電動ノコギリの動きを見ていた。


 (これでジエンドか‥‥)


 摩耶は静かに眼を閉じた。


 『ゴー‥‥』


 突然、内耳が揺れて耳鳴りがした。


 そして眼前に過去の出来事が螺旋を描くように点滅する。


 (本当だったんだな。人は死ぬ瞬間に過去の出来事が走馬灯のように蠢くというのは‥‥野呂との2年間の結婚生活、偽装結婚とはいえ穏やかで安らぎの日々だった。あたしは満足‥‥)



 『あれっ?』


 眼前に2倍位に膨れてギラギラ耀くシルバーの円盤から放り出された野呂の姿が大写しになった。


 (あの時の出来事があたしの人生で一番ビックリした一瞬だったわ。あっ、映像が動き出した‥‥)
 

 ヌメヌメぶよぶよした野呂の表皮をバリバリ破って、毛が全く無いツルツルした人間らしきものがニューと現れた。


 表皮は蒼白いゼリー状のもので覆われて白く透明感を帯びていた。


 床に散乱したゼリーで滑るのか男は、動いては転びながら、やっと四つん這いになった。


                                       






 
変異
2020/02/14 06:25
電極アナライザー
2020/02/15 06:06
フェロモン全開
2020/02/16 00:23
魔少女LUCA
2020/02/16 21:44
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