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……さて、なんか人生おわたなフラグがたった気がするけどまあいーや。本読も。


「……」

「……。」

「………」


……うん。


集中出来ない……。


それもそうだ、両側から王子達が覗いてくるんだもん。これで気にせず読めたらもうそれKYだと思うよマジで。


「……ギル君、ジル君。」

「……!何なに?」

「……!……どうした……?」


な、何だお前ら、名前呼んだだけじゃないか。


「えーと……私、本を読んで居るのであまり楽しくないと思うのですけれど……?」

「え、一緒に読んでも良いでしょ?」

「……駄目なのか……?」


ええぇ……。何だこの精神攻撃……。


「も、もちろん問題無いですわ、大丈夫です……。」

「ほんとに!」

「……やった……。」


……てか、何気なくお前ら息ピッタリなんじゃないのか?

さっきからずっと思ってたけど。

双子だからか?双子パワーとかいうやつか?

でもな。その偶然だか奇跡だかはやめてくれ。

こっちの精神的ダメージも2倍になるから。

なんとなく。

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