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……落ち着いてこの世界の事について思い出したことを整理する。
この世界は友達がはまっていた乙女ゲームの世界で、色々と聞かされたゲームの情報は、
1、魔法とかがある。でも誰でも使える訳ではな
く、適正のある者だけ。適正があってもど
の程度の魔法が使えるかの適正の問題もある
し、魔力量も大幅に個人差がある。
2、普通の動物も居るが、魔物という種類の生き
物や精霊や妖精、何故か妖怪もいる。謎。
3、あと、お化けとか幽霊、怪物もいる。
4、そして、悪役令嬢な私はオラシオン公爵家の
令嬢、シャルミリア・オラシオン
5、悪役令嬢は主人公のルートによって婚約者が
違うが、そのルートの人物が悪役令嬢の婚約
者である。
6、悪役令嬢とは名ばかりで、実際に手を下した
のは周りの者達が彼女の為を思って動いたも
のであり、本人は何もしていない。が、庇う
ために全ての罪を被り、処刑されたりする。
7、どのルートでも最後は悪役令嬢が罪を被って
処刑される。
こんな感じか。
つまり私は何もしていないのに処刑される理不尽なキャラだと。
「……ふっざけn……ないでくださいませぇぇ!」
「お、お嬢様?!どうかなさいましたか?!」
しまった、メイドがきた。
「あ、何でもありません。」
「……。」
「何でもないですただちょっと突然叫びたくなっただけですから。」
苦しいかな?
「……気になさらないでください……。」
……かなり苦しい言い訳だ。




