シスターズ報告会3
『お姉ちゃんさ、終わりよければ全て良しって言葉知ってる?』
『存じています』
『逆に言えば、終わりが悪かったら全部ダメになるんだよ。隣に座れても、二人きりになれてもさ』
『うぅ……』
『ま、それまでも良くなかったぽいけど』
妹からメッセージが送られてくるたび、体がビクビクしている。軽いアレルギー症状なのかもしれない。
そう、妹の言う通り。結局は私は何もできていない。少女漫画の主人公のようにはなれないのだ。
でも、諦めるたくない。漫画のように派手じゃなくてもいい、ロマンチックじゃなくてもいい。
ちょっとずつこの想いを伝えられたら、それだけで満足だ。
『明日は、もっと頑張るから。だから、その、頑張れって言ってくれない?』
私が妹に連絡した本当の理由はこれだ。臆病で、あと一歩が踏み出せないお姉ちゃんのことを、誰よりもわかってくれてるはずの妹に背中を押してもらいたくて。
色々言われるのは想定内……ちょっと言い過ぎだと思うけどね。
『そんなことだと思った。ここで諦めるなんて言ったら見損なってたよ』
文面から伝わってくる暖かさ、だから妹に甘えてしまう。
『頑張れお姉ちゃん。こっちで応援してるからね』
『ありがとう、こころ』
これで明日はもっと頑張れそうだ。
『じゃあ寝るよお姉ちゃん。おやすみ』
『うん!おやすみ!』
最後にスタンプを押してスマホを閉じた。
いいところを見せるためにも、いい報告をするためにも、そして、自分のためにもこの修学旅行で何か結果を残したい。
「芦屋くん……」
同じ学校に、同じクラスにいるなんて絶対運命だと思うから。
「洲咲さーん。早く寝ないとだめよー」
「うわぁっ!? す、すいません! ね、寝ます!」
「しー」
「す、すいません」
口に指を当てて、そのまま部屋を出ていく先生。いつ入ってきてたんだろ……。
舞と琴葉と藍那さんはぐっすり眠っている。大きい声出してごめんなさい。
心の中でそう呟いて私も眠りについた。
読んでいただきありがとうございます(^。^)
実は、ツイッターとかやってますのでよろしければフォローお願いしますm(_ _)m
投稿は毎朝8時にしてますので、続きが気になる方はブックマークをお願いします!
感想、評価も待ってます!




