恋愛とは、愛するとは何なのか。
このエッセイは、私が常日頃から恋愛という感情に対して思っていることを15分で乱雑にまとめたものです。
ここで言ってることがまったく理解できない方もいると思いますが、少なからず共感できる方もいるのではないかと思っています。
尚、当エッセイには個人の価値観によって批判的な方と肯定的な方がいると思いますが、誹謗中傷等はお控えください。
――恋愛。
特定の異性に対して特別な感情を抱くことだが、そのひどく曖昧な定義に俺はいつも不思議に思い、考えることがある。
特別な感情……それはどのような感情を表すのだろうか。
恋愛に対しての特別な感情として、恋慕こそがそうであるという者が大多数だろう。
だが、それ以外にも特別な感情はあるのではないだろうか。
例えば、殺意。これも特別な感情であると思う。
ヤンデレならば、それも一種の恋愛の形なのだろうが。
そもそも俺は、他者を愛するということがどういうことなのか全く分からない。
小学生のころ好きだと思っていた女子は、今考えればただ単に可愛いな……と思っていただけにすぎないし、よく話す親しい女子に対して好意を抱くことはあれど、その好意はきっと友達としての好意であって、愛するという意味の好意ではない。
俺は本当の意味で誰かを愛したことなど、一度もない……そう思うようになった。
それどころか、これから先も誰かを愛することなどないと言い切れる。
いや、そもそもこの世界に誰かを本気で愛しているものなど存在するのだろうか。
よく考えれば、それはただ単に可愛いな……とか、優しいな……とか、そういう類でしかないのではないだろうか。
こう言えば、そういうところを好きになった……そう返してくるだろう。
だが、やはり俺には理解できない。
そう思うことで果たして本当に愛していると言えるのか。俺には分からない。
どんな難解な数式よりも、こういった人の感情こそが最も分からないものである。
だが、分かっているのは俺が誰かを本当の意味で愛することは、恐らく……無いだろう。