閑話「とある宮殿での一日」
すいません遅くなりました(^-^;
学校の行事やらで忙しく書く暇がありませんでした。
とある神界の一角に豪勢な神殿が建っていた。
その中の一室、円卓が置かれた部屋に様々な世界の神が集まり雑談をしていた。たが席が1つ空いていた。
神は七人居てそれぞれ一人五つの世界を管理していて、それぞれの神はナンバーで呼びあっている。
「あー!もう!暇だーー!!・・・・なぁsecond面白い余興は無いか?退屈すぎて死んじまうよ」
secondと呼ばれる神はため息をつき椅子に深く座る。
「お前・・・・仮にも神だろ、死ぬわけないだろ。そしてfourth何回目だ?集まったら必ず最初に言うよな?それ以外喋ることは無いのか?」
secondはあきれがちにジト目でfourthに訴えかける。神は寿命がない永久の時を生きることができるのだ。そのためか神は暇をもて余していた。
「まぁ・・面白そうって言ったら、なぁfirstお前
間違って人殺したとか言ってたよな?その人間どうなった?転生させたのか?」
secondはウキウキしながら言うと一斉に視線がfirstに集まる。
「間違って殺したのを謝り、記憶・姿そのままで五つの内魔法とかある一番ファンタジーな世界に送ってあげた。・・あの人間特殊能力を開花中だ・・ハハッ見てて飽きないぜ?」
「へぇ・・興味深いねその人間俺たちにも見せてくれよ」
「いいぜ、ほら」
firstはふところから水晶玉を取り出し円卓の中心に転がした。水晶玉は綺麗に円卓の中心でピタリと止まり空中に生映像が映し出される。
「ほう、この人間がその話題の」
「与えた力は理不尽や不条理を覆す絶対的な力(制限付き)だ。今の彼を見ていてちょっと後悔したよ」
firstはため息をつきほほ杖をする。
「どうしたんだ?」
「何か不味いことでも?」
「ミスったか?」
神々は口々に嬉々としてfirstに話しかけた。
「それがの一部制限付けたはずなんだけど、あいつ神格化しはじめてんだよね」
「「「・・・は?」」」
神々と空気が氷った。
「まさか魔神化はしないよな?魔神化したら冗談じゃねぇぞ?first、手は打っているんだろうな?」
「さほど干渉できないんだよ・・注意するぐらいしか・・でも、正直危ないかもしれない。これはこの前の戦いの映像だ」
水晶玉の映像が切り替わる。
[クハッ!クヒッ!クククク、ヒャッハハハハハ!!
ザコが!ザコが!ザコが!ザコが!肉片も残さず消して飛ばしてやる!]
少年が狂ったように叫び天に手をかざし呪文詠唱をする。
[古より蘇りし魔法よ、我に力を、全てを終らす力を、従え!古の魔法よ!敵を打ち砕け!全てを虚無に!終焉の天撃!■■ラグナロク■■]
映像を見終わり神々はそれぞれの頭を抱え考えている。
「魔神化は何としても止めろよ?」
「first俺達は死にたくないからな?よろしく頼むぞ」
神々は危惧していた魔神の再来を。
魔神とは神より上位の存在となった魔なる存在のことであり。数千万年前神の失態により魔神という存在が生まれてしまった。魔神は元々神から力を貰った人間で最初は人々のために力を使っていたが、ある日悲劇が起こりその人間は壊れてしまった。その結果力は暴走し、力は力を呼び神にはどうしようもない存在になってしまったのである。それが魔神の始まりだった。魔神は沢山の世界と神を力の限り破壊していった。沢山の世界と神が滅び今となっては神は七人になってしまったのだ。
「注意はしてある・・・あとはアイツ次第だな」
それからも神々は世界のことで雑談を続けていた。
巨大隕石で文明が滅びたとか。
大洪水が起こり、水だけの星になったとか。
数々の雑談を交わしていた。
「いやー遅れてすまんね」
扉を開いて7番目の神が会議室(雑談室)に入ってきた。
「seventh遅いぞ!何をしていたんだ?」
「どうせまた人間いじりだろ」
「悪趣味な」
「いつか手を噛まれるんじゃないか?」
「お前なー人間を何だと思ってるんだ?」
「自分より下等だと思ってると痛い目にあうぞ?人間進化する生き物だ、甘く見ない方がいい。先代の神は人間を甘く見ていたから人間に滅ぼされたんだ」
上からsixth、fifth、fourth、third、second、first
である。
神々の言葉にseventhは鼻で笑う。
「ふっ、下等生物が俺に逆らえる道理がない。しょせん下等生物だ!」
「seventh何を企んでいる?お前の世界の人間が空間を越え、時間軸も越え、平行世界の壁をも越え、人間が転生を繰り返しているのが確認できる・・が俺達は干渉できなくなっている。あの人間に何をした?」
seventhは不敵に笑った。
「くくっ、ただの余興さ。その男には16歳までしか生きられない呪いをかけてあって、しかもだよ?死んだら記憶持ったまますぐ転生・・・・・・サイコーに笑えるだろ?死んだときの顔・・・・転生したときの顔・・・・・ゾクゾクするだろ?ふはははっ!何とも哀れな人間見ていて飽きんわ」
その場にいた神々は全員悪趣味なseventhの発言に固まってしまっていた。重い空気の中firstが口を開いた。
「それでも神かよ!」
「ふん、何千万年もの時を生きれば楽しませてくれるオモチャが欲しくなるだろう?」
seventhは下品た笑顔を浮かべている。
seventhと神々は口論をしているとき部屋に一人の天使が入ってきた。
「申し上げます!fourth様のある世界の悪魔軍が天界に向け行進を始めました!」
fourth椅子からガタッと立ち上がった。
「何だと!このタイミングでか!神界まで来そうか?」
「いえ、天界入り口で抑え込んでおります。こちら側が優勢に立っております。」
fourthはため息をつき椅子に座り直した。
「なら、その事は君に任すよ頑張ってくれ」
「はっ!!」
一言だけいい天使は羽ばたいて行った。
「fourth君の世界も大変だね」
「他人事のように言うなsecond!」
second軽口にfourthは吐き捨てるように怒鳴る。
「悪魔は死活問題だからな、その苦労はわかるよ」
「firstだけだよ悪魔の厄介さがわかるのは」
fourthは泣きつくようにfirstを称えた。
そして、神界での1日が過ぎて行く。
誤字、脱字等ありましたら、遠慮なく教えてください。