2話「王国到着でギルドで問題発生!?」
俺達は森を抜け王国へと向かっていた。
森を出てから30分位がたち、横を歩いているエリに聞いてみた。
「なぁ、エリ、あとどれくらいで王国に着くんだ?」
「そうですね、あと少しで見えてきますよ」
※※※※※
それから少し歩き小さな丘を越えると、目の前に大きな街が見えてきた。
「見えました!あれが王都ヴァルキリアス皇国です」
見た目は洋風ので、白が強調された街並みである。
「でけーな、エリがあそこの姫様だとはねぇー」
(成長途中の胸にまだ幼さが残る正確、自分のイメージの姫とはかけ離れていると思うな)
「むぅ・・今失礼なこと考えましたね?」
不機嫌そうに頬を脹らませ横目でこちらを見てきた。
「・・・・・気のせいじゃないか?」
「じゃあ!その間は何ですか!?」
ウガーとエリは問い詰めてきた。
「いや、すまん。ちょっとは考えたかも」
(スゲー感が鋭いな!エリはどこぞのエスパーか?)
「まぁ、すまないと思ってるなら許してあげます。
まぁ私は見た目が幼さないので、一国の姫と認識できる人はあまりいませんがね?」
とエリは悪戯な笑顔を向けてきた。
「あ・・ははは」
俺は苦笑いしかできなかった。あまりにも考えたことに的を得ている言葉だったので、乾いた声しか出なかった。
そんなやり取りをしていると王国の門の前まで近づいていた。
門番の兵士こちらに気がついたのか兵士が驚いた顔をしながらこちらへ駆け寄って来る。
「姫様!ご無事でしたか!お怪我はありませんか?」
「ええ、私は無事よ、この御方に危ないとこを助けて頂いたのです」
兵士はこちらに気づいて、品定めをするようにジロジロとレイジを見ている。
「どなたか存じませんが、姫様を助けていただいて、まことにありがとうございます。姫様、王がお呼びです行きましょう」
兵士は頭を下げ、エリを連れていく。
途中悪戯な笑顔になり、こちらを向いてきた。
「レイジさん、後で王宮に呼ばれるかもしれません、その時は使いの者をギルドに行かせます。必ず来てくださいね?」
何を企んでいるのか、エリは笑顔のままで答えを
待っている。顔は笑ってるはずなのに、逆らえない冷たさがある。
「あ・・あのー、俺に拒否権は?」
「ありません」
エリは笑顔でピシャリと答えた。
「わかっ・・た」
エリは返事を聞いたあと兵士に連れられて行った。
一人の残されたレイジは一人虚しく立っていた。
「まぁ、入るか」
門を潜ると活気のある市場が見えた。
「生きの良い取れたて新鮮の魚あるよー!」
「この商品貰えるか?」
「銅貨一枚と白銅貨二枚ねー」
「はいよ」
「まいどあり」
レイジはギルドを探すために適当にそこら辺の人に話しかけた。
「すいませーん」
「はいよ!何にします?」
「ギルドの場所ってどこかわらりますか?」
行商をしていた。おじさんはなんだ商品を買わんのか、という顔をした。
「ギルドの場所だね?ここから南にの方にあるよ看板があるから直ぐにわかるさ」
「ありがとうございます!えっと」
「ああ、俺の名前はアルフレットよろしく」
「アルフレットさんですね、よろしく!俺の名前はレイジって言います。手間賃としていくらか払いたいのはやまやまなんですが、今手持ちがなくて 、その代わりと言ってはなんですがアルフレットさんを優先して商品を買わせて下さい」
「そうか!なら今後ともよろしくなレイジ」
俺は握手を交わし、ギルドに向かった。
※※※※※
「ほぉ、ここがギルドか」
俺はギルド前まで来ていた。ギルドに入ろうとした時中からどなり声が聞こえてきた。
「なんだ?揉め事か?」
俺はギルドの扉を開いたら男とカウンターの女性と揉めているのが見えた。
「困ります!これは討伐証明部位ではありません!」
「なに言ってんだ?これは俺が苦労して獲ったギラの角を偽物だというのか!?あぁ!?」
討伐部位のいざこざらしい、テンプレだなー
「見ろよあれ、あの討伐部位確実に偽物だぜ?」
「あの男とまたやってるのかこれで何度目だ?」
どうやらあの男は何度も偽物を本物だと言っていざこざを起こしているらしい。
「すいませーん、ギルド登録お願いしまーす」
「あぁ?クソガキ今俺が話してんだろうが!」
男は俺にも突っ掛かってきた。居るよねー、こういうバカはどの世界にも。
「この女性も困ってるようですし、周りにも迷惑かけてるのがわからないんですか?」
「舐めてるのか?ガキャ」
周りがざわつき始めた。
「おい、あのガキ危ねぇんじゃないか」
「あぁ、あの男たしかEランクだよな」
「あのガキ無ランクだろ?大丈夫か?」
周りの人はヒソヒソと話しチラチラこちらを伺っている。レイジは俺ってそんな弱そうに見えるか?と項垂れていた。男は無視されたことに腹をたて殴り掛かってきた。
「無視すんじゃねー!」
バキッ!
周りは俺が殴り飛ばされると思っていたのか驚愕している。残念だが俺は片腕で受け止めていた。
「「「!!?」」」
「なっ!?何!」
男もまさか受け止められるとは思っていなかったようだ。しかも片腕で。
「なんかしましたか?」
そのまま男の腕を掴み背負い投げでギルドの外にほおり投げた。
バァン!
「ナハッ!」
扉を突き抜け地面に倒れた男は意識を失った。
「「「おおーーーー!!」」」
突然周りは歓声を上げ始める。
俺は訳がわからず呆然と立っていた。
「やるなー!ボウズアイツには困らされていたんだよ、いやーースッキリしたねー」
「ありがとよ!ボウズ」
「これでアイツもでかい顔ができなくなったろうに」
「ちげーねー!ガハハハハ!」
周りの人は近寄り握手を交わしてきた。
カウンターの方を見ると同じく頭を下げてきた。
「ありがとうございます!あの人にはさんざん偽物を本物として押しきられて困っていたんです。ホントにありがとうございました!私の名前はエイミと言いますよろしくね」
エイミは笑顔でお礼を言ってきた。
「エイミね、これからよろしく俺はレイジと言います。それと困ったときはお互い様、だろ?」
俺は笑いながらフォローしたら同じく笑顔で返事をした。
「フフっ、よろしくレイジさん。あっ!そうだ!あなたギルド登録したいって言ってたわよね?今登録しますか?」
エイミは思い出したように聞いてきた。
忘れてたのかよ、とやぼなことは言わなかった。
「はい、よろしくお願いします。」
「ギルド登録について説明いりますか?」
神から知識を貰ったお陰で大抵のことはわかるのだが
いちよう聞くことにした。
「説明お願いします」
「わかりました」
エイミはギルドについてを話し始めた。
ギルドとは色んな依頼が集まる場所で、依頼の内容ランク数で報酬が上がる。ランクは下から、
Gランク、Fランク、Eランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、Sランク、 SSランク、そして最高のSSSランクがある。
その中でもSSSランクまで至ったのは伝説上の人物だ。しかも、存在したか定かではない者ばかりだ。SSSランクはもはや伝説級ここ数百万年SSSに至ったという記述はいっさいないとされている。それとGランクだからGランク依頼しかできないというわけではない、ランクはその人の強さを表すもの低いランクの依頼こなしランク数を上げるか、ランクの高い依頼を受けて一気にランクを上げるかは本人次第だが。そんなバカは今まででなかったという。 とまぁこんな感じである。
追記:エイミの説明は長かったのでレイジと作者で話し合い説明をはしょりました(笑)
「レイジさんは初めてなのでGランクからとなります。頑張って下さいね♪」
エイミはウキウキとギルドカードを手渡してきた。
カードにはGと書いてある。
カードを受け取った俺は掲示板の前で割りの良い依頼を探していた。
「今来てる依頼はーあっ!あった、え~っと【薬草採取、推定Gランク、報酬:白銅貨五枚】と【ホワイトウルフの討伐、推定Eランク、報酬:ホワイトウルフ一匹につき銀貨一枚】それと?【ニードルラットの捕獲、推定Fランク、報酬:無傷捕獲で銀貨一枚、傷ありで白銅貨五枚】どれにしようか」
レイジはホワイトウルフの討伐を手に取った。
(魔法の練習にもなるし、一匹につき銀貨一枚報酬も良い感じ、よしこれにしよ)
「すいませーん!これ受けます!」
「はーい!・・・え?ホワイト・・ウルフの討伐?」
エイミは依頼用紙を見たとたん驚きの声を失った。
まぁ当然かGランクなりたてがいきなりEランク依頼受けるんだから。自殺願望者にしか見えないだろう。
残念だがレイジにはチートがあるのだ。
「あの・・本当によろしいんですよね?今なら辞めることができますよ?」
「アハハッそうですね!だが断る!受けますよ?その依頼、俺はこう見えても強いですよ?」
「はぁ、わかりました。くれぐれも死なないで下さいね?」
エイミは渋々といった感じに俺を送り出した。
※※※※※
俺は今ホワイトウルフの出没箇所に来ている。
周りは針葉樹林みたいな感じだ。
「マジで反則チートな魔法使ってみようかな?」
レイジは一人歩きなかまら呟き、自分に手を当てて。
『不老不死の存在となれ!アンデット!』
レイジは光に包まれやがて光が消えた。
「ん?変わった・・・感じはしないな」
変わった感じがしなかったレイジは試しに腕を切り落としてみた。
「ツツッ!痛みは感じるんだな」
痛みに悶えていると、切り落とされた腕は灰になり、切られた部分からは新しい腕が生えてきた。
「うおっ!!スゲー不老不死!今日から俺は人外か」
レイジは生えた腕を見ながら呟いた。そうしてるうちにレイジはホワイトウルフの群れに囲まれていた。
「さて、殺りますか」
『敵の位置、数を示せ!サーチ』
脳内にミニマップが出現し敵の位置と数がわかった。
その数は100匹以上いる。
「マジか、多くね?」
一匹のウルフが襲ってきたがそれをひょいとかわし、呪文詠唱をした。
『浮遊する光を放つ光の玉!ライトボール!』
レイジ周りに10個の光の玉が浮遊している。
「行け!ファン○ル!」
レイジの掛け声とともに光のファン○ルはヒュンヒュンとウルフに近づいてはビームを放ち、次々とウルフを殺していく。ウルフが50匹まで減ったところで
ファン○ルを消した。
「次の魔法いっくよー」
『敵を貫け雷槍の雨!サンダーレイン!』
ゴロゴロゴロ、ドドドドドドドド
無数の雷の槍が敵に降り注ぐ。槍の雨が鳴りやみ
後には静寂だけが残された。
「ふぅ、いっちょあがり!えっと討伐部位は確か牙だっけか。数匹牙を貰って後は普通に売るかな」
『ターゲットロック、対象ホワイトウルフの死骸
アイテムボックスイン!』
100ものホワイトウルフの死骸は全てアイテムボックス内へと消えた。
※※※※※
ギルドまで無事に帰ってきたがカウンターに誰もいなかった。
「すいませーん」
声を張り上げると奥からパタパタと走ってくる音が聞こえてくる。
「はーい!あっ!レイジさん?こんなに早く帰ってくるなんて、やっぱり討伐できなかったんですね?
人間諦めが感じんですよ?依頼のキャンセルは五回するとペナルティーになるので「ちょっと待って!」注意して・・、ほぇ?」
「話を聞いてきれよ、依頼が完了したから来たんだよ。ほら討伐部位」
そう言ってカウンターにホワイトウルフの牙を四本置いた。エイミは唖然としている。
「えぇ!?この短時間に討伐を終えてきたの?」
「ああ、ちなちみ100匹位いたぜ?」
「ひゃっ・・ひゃく!?」
レイジは残りの95匹分の牙をカウンターに出した。
エイミは牙一本一本丁寧に鑑定している。
※※※※※
「鑑定が終わりました。結果は全て本物でした。
報酬の銀貨百枚とホワイトウルフの毛皮で傷無し汚れ無しが50枚で銀貨十枚になります。レイジあなたいったい何者ですか?」
訳のわからないといった表情でレイジを見て問う
エイミ、だがエイミの知りたいことは言わないレイジであった。
ちなみに。
白金貨:金貨十枚分の価値
金貨:小金貨十枚分の価値
小金貨:白銀貨十枚分の価値
白銀貨:銀貨十枚分の価値
銀貨:小銀貨十枚分の価値
小銀貨:白銅貨十枚分の価値
白銅貨:銅貨十枚分の価値
銅貨:小銀貨十枚分の価値
小銀貨、日本円として一円
「俺はただの冒険者それ以上でも以下でもない、
あまり詮索しないでくれ」
エイミは渋々頷いた。
「それとレイジさんあなたに城からの使いが来ています。ホントに何者なんですか?城からの使いってなんですか?いったい何をすれば城に招かれることになるんですか?」
「あー、すまん!じゃ」
「あっ!待って下さーい!」
レイジは説明が面倒になりエイミから逃げるように、
城からの使いに会いにいった。
※※※※※
部屋に入ると身だしなみのキチッとしたメイドが座っていた。
「すいません、待たせましたか?」
「いえ、大丈夫ですよ?」
メイドは明るく応え頭を下げてきた。
「私の名前はオルカと申します。この度は姫様を助けていただいて、誠にありがとうございました!
それでは城へと参りましょう。城へは馬車で行きます」
ギルドを出ると馬車が止めてあった。大きくて装飾に凝った馬車である。たぶんこれは客用の馬車であろうそれにレイジは乗った。
「城まで役員30分位掛かるのでヴァルキリアス皇国の歴史について話しましょうか。王国の始まりは今から千年前に始まります。初代皇帝は・・・で・な・・ことが・・・・・・」
※※※※※
何故かまた、俺はあの白い空間にいる。
「久しぶりじゃな、レイジよ」
見たことのあるおじいさんがいた。
「あっ、神様?なんでまた俺はここに居るんですか?まさか、また死んだとか?」
「いやいや死んではおらんよ?ここは主の夢の中じゃ」
神様曰く夢の中なら話すことができるらしい。
つか、寝てしまったのかとレイジは思った。なぜならオルカかが喋ってる最中だったので悪いことをしたと反省するレイジであった。
「死んでないって、わかったのは良いのですが。
なんで呼んだのですか?」
神様は苦い顔をして口を開いた。
「これからお主が入る城の中に一部不穏な、ただならぬ気配が漂っておる、気を付けるのじゃよ?」
「そうか、教えてくれてありがとう神様」
「鷲は神じゃ世界には間接的にしかの干渉できんのじゃ、すまんのう」
「いえ、いいんですよ。神様のお陰で楽しい異世界LIFEを送れているのですから」
神様は申し訳なさそうにしているので励ました。
「そうか、ならよいのじゃが・・・・そろそろ時間じゃ、また会おうレイジくん」
「はい!神様、また」
そして、すぅっと暗くなった。
※※※※※
「・・さん・・レ・ジさん・・・レイジさん!」
「んぁ?」
「酷いですレイジさん人の話を聞かないでグースカねて私悲しいですグスン」
ちょっと悪いことしたなーとレイジは思った。
「ごめん。で、どうしたの?さっき呼んでたよね?」
「はい!城に着きましたよ!いくら読んでも起きないから心配しました」
「おお、着いたか」
馬車の扉が開くと洋風の城の広場の中心にいた。
「レイジ様王の間はこちらです」
メイドの案内により城の中を歩いた。
凄く大きくて立派な城で、何世代も王族を支えてきたというのを感じる城である
「着きましたこちらが王の間となります。それではお入りください」
城を見ている間に王の間へと着いていたようだ。
俺はオルカに流されるまま王の間へと入っていった。
俺は部屋の中央まで来ると、方膝をつき頭を下げる
「面を上げよ、お主か?私の娘の命を助けてくれたのは」
「はい!」
俺は返事をしつつ立ち上がった。
「私の名前はヴァルキリアス皇国12代国王、
アスカ・S・ジャンヌダルク。娘を助けて頂いたことについて礼を言おう、ありがとう。
それとお礼として白金貨一杯と銀貨五枚を贈呈しよう。これからも娘と仲良くしてくれ娘もレイジのことが気に入っているようでな」
そう言ってチラッとエリの方をみるアスカ。
エリは少し顔が赤い(?)暑いのだろうかとレイジは思っていた。
「はい、これからもよろしくねエリ」
「レイジさんこれからも仲良くしてくださいね」
レイジとエリはお互いに笑いあった。
アスカは見守ってから口を開いた。
「それで、レイジこれからのことだが・・・・」
ドカァン
「ぬっ!なんだ!?何があった」
突然の爆発に周りはどよめく。
扉の奥から走ってくる音が聞こえてくる。
扉を開け放ち一人の兵士が入ってきた。
兵士に視線が集まったとこで、兵士は大声で叫んだ。
「魔族だ!魔族が攻めてきたぞ!」
アスカはかなり動揺している。
周りもいっそうどよめいた。
「なん・・だと!主力守護兵はどうした!」
「それが、今遠征中です!」
城は事実的無防備であった。
エリはレイジに近づき頭を下げた。
「レイジさん王国を、民を救ってください!
お願いします!」
視線がレイジに集まる。
「レイジできるのか?魔族だぞ?一人でどうなるとかの相手ではない」
「王様、できるかどうかじゃないんだ、俺は目の前で困ってる人を見捨てない!エリ行ってくる」
俺はそう言い残し城を出て戦闘をしてるだろう激しいぶつかり合いの音が聞こえる方へと急ぐのであった。
※※※※※
時は少し前に遡り
暗躍すると謎の貴族side
とある貴族の男が魔族の男性と人気のない路地裏で
密談をしている。
「おい貴族、今なら本当に城を攻め落とせるんだな?嘘だったら地のはてまで追って殺すからな」
「ふっ、嘘を言う道理がない俺はあの王国をみかぎる、どうせ俺が王になれない王国などいらん。
あの無能王の下で動くのはもう飽きた。」
「クックックッ!お前人間のくせに話がわかるじゃねーか!無能か!王国を乗っ取ったあかつきには
無能王として晒し首にしてくれよう!」
「お前も魔族のくせに話がわかっている」
二人の人物は不敵に笑い、その場を去った。
※※※※※
そして、宣戦布告に戻り。
「野郎共!宣戦布告だ!派手にぶっ壊せー!」
「「「おう!!」」」
魔族の軍勢が一斉に魔法詠唱をする。
『『『砕けろ!ファイアエクスプレーション』』』
火の玉が壁に一斉にぶつかりる
ドカァン!!
一瞬にして壁が破壊された。
「全てを奪え!男は殺せ!女性は犯せ!全てを蹂躙せよ!行けーーーー!」
「「「オオーーーー!!!」」」
※※※※※
悲鳴轟く中街は蹂躙され始めようとしていた。
だが魔族の足はとある人物により止まる。
「ここから先は行かせねーぜ?魔族共!」
魔族達の前に立っていたのはレイジであった。
黒髪をなびかせながら魔族見据えるその瞳には、
何も傷つけされないという強い意志が宿っていた。
読んでくれてありがとうございます。
荒神 朱雀です。
誤字脱字等ありましたら教えて下さい。
これからもよろしくお願いします!